11、旅行
8月上旬
季節は夏になった。
だがこの島は年中温暖な気候の為他の季節と比べても暑さはそこまで変わらない。
マヤとゲイルの関係は続いていた。
ここ最近は金曜日の夜にマヤがゲイルの家に向かうのが当たり前となっている。
時折残業や会社のメンバーとの飲み会などで遅れる時はあるが、その時はマヤから遅れると伝えるようになっていた。
無理やりゲイルの家に呼ばれてる雰囲気はもうない。
金曜の夜から日曜の夕方ぐらいまでゲイルの家でセックスするマヤ。
持ち上げられるセックスを覚えさせられてからはゲイルによくやられる。
尻を噛まれ快感の表情を出した事でゲイルはセックスの時に髪を掴むようになった。
最初は軽くだったのだが1か月ほどすると身体反るようにまで引っ張られたりもする。
マヤの体はかなり柔らかくバックで犯されながら髪掴まれると腹と胸のラインが丸くなるくらいまで身体が反りかえる。
ある時ゲイル正常位してる時に
「前より入るようになったな」
と言う。
「腹見てみろ」
と言うとマヤのへそ辺りが少し膨らんでいる。
半分よりも少しだけ奥に入るようになったらしい。
マヤは気が付いていなかった。
前より少し入ってるような気がしたが特に痛みもない。
ただ
「お腹に何か当たってるような感覚」
は前よりは少しあった。
実際に自分の腹を見てみるとびっくりする。
「痛くはないか?」
とゲイルが聞く。
「痛くは・・・ない・・・」
と言うとゲイルは喜びの表情。
「この調子ならまだいけそうだな」
とゲイルに言われる。
マヤからすれば
「痛くなければまあいいか」
と言う感覚。
ここ最近は前より快感が上がっており
「このせいか」
とも思った。
快感になるのならもっと奥まで入れられてもいい、とさえ思うマヤ。
日曜日の夕方に帰ろうとすると
「お前は旅行好きか?」
とゲイルが唐突に聞いてくる。
「好きだよ。
でもなんで?」
と答えるマヤ。
「来週だが山の方に行こうと思ってる。
お前も連れて行こうと思うんだが、どうだ?」
とゲイルに聞かれる。
「嫌だ、って言ったって連れてくんでしょ」
と言うマヤ。
前と違って深刻な感じではなく嫌そうではないはない口調。
「でもどういう所なの?」
「山の別荘みたいなとこだ。
お前とこうなるまでは毎月あそこに行っていた」
「へ~~~意外。
そういうとこに行くんだね」
「あまり言いたくなかったがな・・・・
俺に似合わないのはわかるが自然が好きなんだよ」
初めて聞いたゲイルの別荘や自然の話。
マヤからすればかなり意外だった。
タイプ的に人ごみが好きそうな印象ではある。
「自然は私も好きだよ。
ここで働くこと決めた理由の一つもこの島の自然に惹かれてきたし」
「なら来週連れてってやる」
とゲイルが言い来週ゲイルとその別荘の様な所に行くことになった。
翌週の金曜の夜
仕事終わり一度家に帰り2日分の着替えなどを用意してゲイルの家に向かうマヤ。
ゲイルの家に着き家に上がるとゲイルも支度を終えている。
そしていきなり
「これ着ろ」
と言ってくる。
服を広げてみるとノースリーブのへそ出しにローライズのジーンズのTバック型。
「え・・・これを?」
「俺の好みだ、着ろ」
「で・・でも・・・・」
「前のような人ごみ歩かせたりはしない。
誰もいない場所なんだよ。
だからその格好でも誰にも見られない」
ホントかな・・・と思いながらも仕方ないので風呂場に行き着ることにするマヤ。
着て鏡見るとお腹が丸見えでくびれが強調される。
太ももも丸見えで後ろ向くと尻の肉部分が丸見え。
ローライズなので前の部分の毛がもう少しで見えそうではある。
毛が薄いマヤなのでその部分はギリギリ隠れていた。
エッチな服装ではあるが、マヤから見てもこの鏡に写ってる女の子は若い。
贔屓目に見ても余裕で10代に見える。
風呂場を出てゲイルに
「ど・・・どうかな?」
と聞く。
「お~~いいじゃねえか。似合ってるぜ。
10代に見えるぞ」
と褒められまんざらでもないマヤ。
家を出て車庫の車に乗る。
G国から取り寄せた車らしく、ジープ系の横幅、縦幅共に大きいサイズの車。
助手席にマヤが乗り、ゲイルが運転席に乗りエンジンかけて出発する。
1時間ぐらいの距離らしい。
この島の反対側辺りに別荘はあるとの事。
途中でマヤがふと気が付く。
「これデートだろうな・・・」
今まではゲイルの家でセックスしかしていなかった。
今回は車でドライブ。
そしてお泊り。
3か月前のマヤなら100%拒否していたが、今のゲイルとの関係なら安心して行ける。
この3か月でゲイルと色々話したがそこまで嫌な奴ではなかった。
マヤがゲイルの好みと言う事も大きいのだろうが、マヤはゲイルに普段もセックス中も大事にされてる感覚はある。
気まずい時間もなくなってきた。
むしろゲイルとの時間が居心地良いと思う時の方が多くなっている。
仕事でも踏ん張る時には
「週末の為に頑張ろう」
と思う時さえあった。
夜道を走る。
この島はZ社がある辺りは栄えているがそれ以外は人がほぼ住んでいないエリア。
最初の15分ぐらいは対応車ともすれ違ったがそれ以降は車とも会わない。
途中レストランの様な場所でゲイルが車を止める。
中に入ってしばらくすると袋を何個も抱えている。
今日の夕飯らしい。
途中から上り坂になる。
しばらくくねくねした道を走っていくと前方に明かりが見える。
大きな扉が見える。
ゲイルが持っていたリモコンを押すとドアが開く。
中に入る。
中に入って数分するとコンクリート造りのかなり大きな家が見える。
「ここだ」
とゲイルが良い車止める。
玄関もゲイルのリモコン押すとドアが開く。
中に入ると豪華な西洋造りの家。
「す・・・すごい・・・」
と思わず声あげるマヤ。
大理石で作られた床。
シャンデリアなどどう見ても高級な場所。
「こ・・・ここゲイルの別荘なの?」
「俺のではない。
会員制の別荘みたいなもんだ。
予約制ではあるが会員になるとこのリモコン渡される「
「た・・・高いでしょ」
「まあな」
「いいの、私と来て」
「当たり前だろ、ここに女連れてきたのはお前が初めてだ」
そう言われ少し心がときめいてしまうマヤ。
マヤは基本あまり外に出ないタイプ。
それにこの島はあまり行くところがなく昔よりもさらに出なくなっていた。
旅行自体久しぶり。
ウキウキしてくるマヤ。
家の中にははリビングがあり、風呂場は浴槽もゲイルの家よりも広くジャグジーも付いている。
部屋は数えると7部屋あった。
どの部屋も全部大きい。
ベッドはゲイルの家のベッド並の広さはあるが、G国用には作られていないので一般的な高さ。
マヤにとっては使いやすい。
外見てみると絶景だった。
斜め下には海が見える。
それ以外は森で囲まれている。
空気がとてもおいしい。
そして周りに人がいる気配は一切ない。
そしてプールもついていた。
25メートルほどのプール。
周りにはビーチチェアが並んでいる。
清掃されてるようで水も綺麗。
「どうだ、気にいったか?」
と外に出てきたゲイルに言われる。
「うん、とっても。本当にここ好き」
「なら良かったな、とりあえす飯食うぞ・・・・とその前に」
とゲイルが言うとマヤのくびれを掴み持ち上げてマヤの尻を顔の前に移動させる。
そしていつものようにマヤの尻を吸い舐める。
「んんんんっ♥♥」
外でもあるので口を手で塞いで喘ぐマヤ。
マヤとゲイルはセックスする前にある程度ルーチーンが出来ていた。
その日によって流れ違うが、最初はマヤを駅弁のように持ち上げ、駅弁の体位よりもさらに上まで持ち上げる。
そうするとキスが出来る。
舌をねじ込みマヤにキスする。
その後今回のように後ろ向きにして尻周辺を舐め吸う。
毎回のようにやられるマヤ。
困ったことにねちっこくやられ過ぎて感じるようになってしまってきている。
穴部分以外の尻の肉部分でもびくっとするようになってきてしまった。
「ああ、うまいな、マヤの尻は。
ここでするとまた気分違うな」
と上機嫌のゲイル。
その後マヤの尻を強く吸う。
大きな声出そうなのを我慢するマヤ。
ゲイルの気が済み地面に降ろされる。
環境の変化の成果いつもよりもどこか気持ちいいマヤ。
ぼ~~としてしまう。
その後夕食を食べる。
ここのレストランの食事もおいしかった。
明日以降の食事はそのレストランが運んでくれる手配したらしい。
食事を終え風呂溜めるマヤ。
少し経つとお湯が貯まる。
その後少し考えるマヤ。
そして
「ねえ、ゲイル」
「なんだ」
「嫌ならいいけど・・・一緒にお風呂入らない?」
「珍しいな、お前がそんな事言うなんて」
「だって・・・こんなとこ連れて来てもらったし・・・・お礼したいし・・・・」
「何してくれるんだ?」
「身体洗ってあげる」
「そうか・・・・・じゃあしてもらうか。
お前からこんな事言うの珍しいしな」
風呂場に入る2人。
風呂一緒に入るのは初めてだった。
「じゃ洗ってあげるからここ座って」
というマヤ。
風呂の脇のゲイルでも座れそうな場所を探してマヤが指示する。
座るゲイル。
スポンジにソープつけて背中洗うマヤ。
背中が広すぎるので洗うのに時間かかるが丁寧に洗う。
肩やワキなども洗い、マヤが前側に移動する。
足裏から太ももまで洗う。
両足洗い終えると次はゲイルの腕を持ち手から上腕部まで洗う。
次に洗う所はペニスなのだが、さっきから見ないようにはしていたが勃起していた。
「あのさ・・・ゲイルさ・・・・「
「なんだ?」
「ここ・・・どうすればいい?」
「洗えよ。ただしスポンジじゃなく手でな」
「・・・恥ずかしんだけど」
「お礼するんだろ?」
「そ・・・そうなんだけど・・・・・」
と言った後意を決してゲイルのペニスを洗う。
マヤはもう知っているがゲイルのペニスは太く長い。
洗うのに時間かかる。
洗っているとゲイルが
「これいいな・・・気持ちいいぜ」
とマヤに言う。
するとマヤも吹っ切れたのかこの3か月で覚えた手の動きと洗う動きをミックスさせたやり方でゲイルのペニスを洗う。
ゲイルが好きそうな裏筋の部分が亀頭の下部分。
ねじるようにしごく手の動きなどをすると
「あ」
とゲイルが言った後に射精した。
射精した大量の精子がマヤの顔にかかる。
「う”~~~~~」
と唸るマヤ。
「わりぃ出ちまった」
と笑うゲイル。
「前が見えないよ・・・」
と言うマヤ。
精子がかかり目が開かなくなっていた。
するとゲイルがシャワーを取りマヤの顔にかける。
精子を洗い流すマヤ。
「いきなりはひどいよ」
「わりぃわりぃ俺も驚いた。
それ位気持ち良かったんだよ」
「む”~~~~~」
「テクニック凄くなったな、褒めてんだぜ」
「・・・・初めて顔に出された」
マヤにとって顔射はこれが初めてだった。
興味はあった。
だがこんな展開とは思わなかった。
「風呂場で顔すぐ洗えるからいいだろ」
「そうだけど・・・・」
「ん・・・何が不満なんだ?」
「・・・・・・・」
「あ、そうか・・・・
わかったよ。
今度ちゃんと顔にかけてやるよ、溺れるくらいな」
とゲイルが言う。
ピンポイントだった。
されるのなら徹底的にされたいと思っていたマヤ。
でもマヤからはやはり言えない。
マヤの反応見て
「今度な」
とニヤッと笑うゲイル。
「ふんっ」
と言うマヤ。
その後再度顔をしっかり洗うマヤ。
気持ち切り替える。
そして
「胸の辺りは洗ってないけどどうする?」
とゲイルに聞く。
胸の辺りを洗おうとするとゲイルに掴まれ持ち上げられ、ゲイルの腰の位置に移動させられる。
「な、なに?」
「こっちの方が洗いやすいだろ」
「そ、そうだけど・・・・」
と言うマヤ。
座位の様な体勢。
ゲイルの腰にまたがっている。
そして膣から尻にかけてまだ勃起してるゲイルのペニスが当たる。
無言でゲイルの腹や胸を洗うマヤ。
途中ゲイルがマヤのくびれ掴み揺らす。
するとマヤの尻に当たりペニスが擦れる。
気持ちいい表情になるマヤだが黙りながらゲイルの上半身洗う。
ゲイルは楽しそうだ。
「終わったよ」
とマヤが言う。
そしてゲイルの腰からどく。
「思ったよりも良かったぞ。
また入ろうな」
と言うゲイル。
ゲイルが湯船に浸かる。
髪や体を洗おうとしてマヤだがゲイルに
「来いよ」
と言われ一緒に湯船浸かる。
またゲイルに掴まれ今度はゲイルの腰の上に後ろ向きで座らせられる。
お湯質は良かった。
ゲイルに聞くと近くに温泉出てるらしく、この風呂は温泉の湯らしい。
ゲイルもマヤもゆっくり風呂浸かる。
しばらく入るとマヤがのぼせてくる。
「熱いからもう出るね」
とマヤが言うとゲイルも出る。
ゲイルは髪をささっと洗った後風呂を出て行った。
その後ゆっくり体や髪を洗いまた湯船に浸かるマヤ。
心地よい時間だった。
風呂出た後ゲイルに
「冷蔵庫にあるもの好きに飲め」
と言われる。
気分的にビールを取るマヤ。
一気に飲んでいく。
外に静みに行く。
冷ややかな空気が気持ちいい。
こんなにゆったりした気分になるのは久しぶりのマヤ。
家に戻り寝室に行く。
ゲイルが既にベッドで横になってる。
マヤもベッドに入りゲイルにくっつく。
「ゲイルさ・・・」
「ん?」
「今日・・・ありがとね」
「さっきも聞いたぞ」
「うん・・・
私あまりこの島で外に出たことないんだ。
だから凄い新鮮だった」
「たまには出ないとな、息つまるぜ」
「うん・・・・そうだね・・・・」
「ここでいいならまた連れてきてやるよ」
「ほんと?」
「ああ」
「また・・・来たいな・・・」
と言いゲイルに軽く抱きつくマヤ。
そして
「ゲイルは自然好きなのはなんで?」
「・・・特に理由はない。
昔から好きではあった」
「ふ~~~ん、他は
「他は・・・セックスだな」
少し笑うマヤ。
「それ以外ないの~~?」
「ないな」
「へ~~~」
とゲイルの見えない部分知れて楽しくなるマヤ。
「マヤはどうなんだ?」
「私は・・・・う~~~~ん・・・仕事かな・・・」
「楽しいか?」
「楽しいと言うよりは夢中になれる感じ」
「俺にはない感覚だ」
「うんよく言われる」
「他は?」
「他はマンガとか映画とかかな・・・・」
「外出ないのばかりだな」
「うん・・・でも別に嫌じゃないよ」
旅行のせいか2人とも今まで話さなかったような話をする2人。
マヤはセックスだけでないゲイルとの距離を近く感じるようになっている。
会話を色々する2人。
いつのまにかゲイルの小さい頃の話やマヤの小さい頃の話までするようになっていた。
そしてやっと話が尽きてきた頃。
「おい」
とゲイルがいきなり言う。
「な、なに?」
と少し驚くマヤ。
「やらせろ」
とゲイルが唐突に言う。
驚く顔のマヤ。
だが表情が徐々に緩み
「いいよ」
と柔らかく言うマヤ。
ゲイルの求め方にも慣れてきている。
それに今夜はマヤにとって嬉しい経験ばかりさせてくれている。
穏やかな気分なマヤであった。
12、カナヅチ
目覚めるマヤ。
隣でゲイルが寝ている。
昨日の夜ゲイルと色々話した後セックスした。
マヤはここに連れて来てもらった嬉しさや旅行の気分もありいつもよりセックスが気持よかった。
だが昨晩の記憶があまりないマヤ。
昨日は疲れていた。
仕事が今週は忙しかったことや残業が多く寝不足だったこと。
1回中に出された記憶はあるのだがその後寝てしまったらしい。
マヤが起きるとゲイルも目覚める。
「おはよ」
とマヤが言う。
「おう」
と返事するマヤ。
「また私寝ちゃったみたい・・・だよね?」
「ああ、1回中に出したら満足げな顔してそのまま寝て起きなかった」
「ごめ~~~ん」
「疲れたんだろ」
「うん・・・・」
「まあいつもの事だ」
と言うゲイル。
こういう所はいつもありがたいと思うマヤ。
時計を見るといつもより早く寝たこともあり昼の12時過ぎ。
昨日レストランでテイクアウトした時に朝食分も購入していた。
シャワーを浴びた後軽く軽食取る2人。
食事しながら
「プールあるから泳いでいいぞ」
とゲイルに言われるマヤ。
少し固まるマヤ。
「あのねゲイル」
「あん?」
「私さ・・・・実は泳げないの・・・・」
「そうなのか?簡単だぞ」
「小さい頃溺れたことがあってトラウマになっちゃって・・・・
それから水場が怖くて泳いだことないの」
「もったいないな。
この島なんか温暖だからプール入るとすっきりするぞ」
「うん・・・泳いでみたい事は泳いでみたいんだけどね・・・・」
とマヤが少し悲しそうな顔する。
「意外だな」
とゲイルが言う。
「何が?」
「お前は運動神経もいいだろ。
頭もいいから、全てをそつなくこなしてきてる女だと思ってた」
「そんなわけないよ。
苦手なのだってあるよ」
「まあいいんじゃねえか。
苦手な部分もあったほうが可愛く見える時もある」
ゲイルがそう言うと少し間があって
「泳ぐの教えてやろうか?」
「え・・・・
あ・・・ありがとう・・・
気持ちは嬉しいけど・・・正直怖い」
「溺れないように支えてやるよ」
「・・・・・で・・・出来るかな・・・・・」
「セックスだってここまで上達したじゃねえか」
と笑うゲイル。
むっとして顔するマヤ。
だが確かにセックスもこの3か月で色んな方法覚えた。
「・・・危なくないかな・・・」
「だから言ったろ。
俺が近くにいてやるよ。
信用できないのか?」
とゲイルに言われる。
前までのゲイルは全く信用できなかった。
でも今のゲイルの言う事は信用出来るようになってきてるマヤ。
「信用する。
じゃ・・・お願いしてもいい?」
「一つ条件ある」
と言うとゲイルは自分の荷物の方に行き、袋を取り出す。
開くと黒の水着。
「水着持ってきてないだろ。
用意したぜ。
これは着ろ。
命令だ」
とゲイルに言われるマヤ。
・・・・・・・・
・・・・・・・・
黒のビキニのTバックタイプの水着。
ブラ部分と下部分の前側は普通だが、下部分のお尻側はTバックになっている。
「思った通りだ」
と心の中で思うマヤ。
とは言え着るのは嫌ではない。
それにこの3か月は普段でもTバック履けと言う命令された事もあり毎日履いていて慣れていた。
周りに人は誰もいないから気にすることもないし、着るといつもゲイルが喜んでくれる。
風呂場で着替え外のプールに向かうマヤ。
ゲイルは既に水着着てビートチェアーに寝そべっていた。
マヤを見かけると
「似合うな。
後ろは?」
と聞かれ後ろ向くマヤ。
マヤの小ぶりだがプリッとした尻が強調される。
喜び興奮してる表情のゲイル。
夜の寝室ならすぐに犯されただろうな、と思うマヤだった。
「準備運動しろ」
とゲイルが言う。
あまりにももっともな事言われ少し驚くが体操してストレッチするマヤ。
するとゲイルがマヤにゴーグルを渡す。
プールサイドの脇に浮き輪やゴーグルのレンタルが置いてあるらしくそこから取ったらしい。
「これしろ、その方がたぶん怖くない」
と言われ言われたままにゴーグルするマヤ。
黒のビキニにTバックにゴーグルつけた状態のアンバランスな格好のマヤ。
だが水へのプレッシャーでそんな事はマヤは完全に忘れている。
プールに先に飛び込むゲイル。
マヤはプール脇についている梯子を見つけ移動する。
「入ってみろ」
とゲイルがマヤに言う。
梯子を必死で握りしめ、足をゆっくり一段一段降りるマヤ。
足が水に触れると反射的に一度足を戻してしまう。
「ゲイル・・・やっぱり怖い・・・・」
と泣きそうな声で言うマヤ。
「仕方ねーな・・・」
とゲイルが言うとマヤのいる梯子の方に行く。
「ここ座れ」
とゲイルが左腕を横にしてマヤが吸われる角度にする。
ゲイルの左腕にゆっくり座るマヤ。
だが手は梯子から離せない。
「こわいよ・・・・・」
とマヤが言うと
「は~~~」
とゲイルが大きくため息つきながらマヤの腹を右手で優しく触り、その後自分の方に引き寄せる。
左腕にマヤが座るようになり、転んでも落ちないように右手でマヤの腹を抑えている状態。
「手を離してみろ」
とゲイルが言うとマヤは意を決して手を離す。
腰の辺りまで水に着いた状態でゲイルの上に乗っている状態のマヤ。
マヤの両手はゲイルの腕にしがみついている。
「大丈夫だろ」
「・・・・うん・・・・・」
少しそのままの状態で動かないようにするゲイル。
数分後
「少し慣れたろ」
「う・・・うん」
「少し歩くぞ」
と言うとプールの中をゆっくり歩くゲイル。
少しだがマヤの顔から緊張がとけてくる。
「水気持ちいいだろ」
「・・・・・うん・・・・きもちいい」
「もう少し浸かってみろ」
と言うとゲイルはマヤの両脇を両手で支えるように持つ。
ゲイルを見るマヤの目が懇願の目をしている。
それくらい水が怖いのだろう。
「暴れるなよ」
と言った後にマヤをプールの中にゆっくり沈ませていく。
胸の上辺りまでプールにに浸かるマヤ。
脇部分をがっちり拘束されているので沈む事はない。
「どうだ?」
とゲイルが聞くと
「・・・・・・・・は・・・はいれた・・・・」
とぽろっと言うマヤ。
ここまで水に浸かったのは溺れて以来初めてらしい。
「少し泳いでみろ」
とゲイルが言うと今度はマヤの腕の上腕部分を両手で掴む。
マヤが力入れなくても首より上は水に浸からない状態。
そしてゲイルがゆっくり後ろに歩く。
マヤの体も合わせて動く。
「足をバタバタしてみろ」
とゲイルが言う。
足をバタバタ動かすマヤ。
だが水中でもがいてるだけ。
「わ・・・わかんないよ・・・」
と少しパニックになるマヤ。
頭抱えるゲイル。
「・・・・わかった。
しっかり教えてやるよ」
とゲイルがマヤに言う。
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
リゾート地のプールが水泳教室となった。
先生がゲイル。生徒がマヤ。
水中でマヤの腹と胸の上辺りを腕で支え、マヤの姿勢を横向きにする。
そしてまずバタ足の練習。
バタ足が出来るようになったらそのままゲイルが歩き、マヤがバタ足をして進む感覚覚える。
顔に水付けるのを怖がっているので再度脇を手で支えマヤのペースで顔に水付ける訓練。
そんな練習を2時間近くする。
そしてゲイルがマヤの手を軽く掴み、梯子の位置からバタ足で泳ぐ練習。
息継ぎは上手く出来ないのと水への恐怖があるので数メートルすると顔を水上に上げ溺れそうな雰囲気になるマヤ。
その瞬間ゲイルがすぐに掴み、腕を椅子にするようにしてマヤを抱き寄せる。
何度も繰り返す。
そして最初はゲイルが手を軽く掴んでいるが途中で離す。
マヤ1人で泳ぐ体勢。
数メートル泳ぐことが出来た。
しかし息継ぎが出来ずまた溺れそうになる。
ゲイルがすぐにマヤを掴んで抱き寄せる。
「ゲイル出来た出来たよ、泳げた~~」
とはしゃぐマヤ。
「まあほんのちょっとだけどな」
「私にとっては凄い大きいの」
「また練習すれば泳げるようになるんじゃねーの」
「うん・・・ほんと嬉しい♥」
ゲイルありがと~~~」
と言いゲイルに抱きつくマヤ。
マヤがゲイルに会ってから1番嬉しそうな表情を見せる。
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
夜 寝室
「ごはんおいしかったね」
とゲイルに言うマヤ。
ゲイルはベッドの上に仰向けになっている。
何個も重ねた枕の上に頭を乗せウイスキーを飲んでいた。
マヤはゲイルの胸の上にうつぶせで横になっている。
ゲイルからすればマヤの体重だと全然重くないらしく、マヤは寝室ではこの体勢でゲイルと話す時があった。
プールの後から上機嫌なマヤ。
余程嬉しかったのだろう。
今日も風呂に一緒に入ったのだがまたマヤはゲイルの体を洗った。
途中ペニスを洗うのだが、嬉しそうに、そして少し淫乱な表情でゲイルのペニスをしごく。
また顔に射精された。
しかし今日はマヤは射精されても口の周りについた精子を舐め飲み込む。
シャワーでマヤの顔に着いた精子とゲイルのペニスを洗い流す。
その後マヤはゲイルのペニスを咥える。
奥まで出来るだけ咥えこむようにしながら顔を上下に動かし、両手使いゲイルのペニスをしごく。
今度は口に射精するゲイル。
呑みこもうとするが大半はマヤの口から精子が零れ落ちる、
飲める分の精子を飲みこみ
「・・・おいしい・・・♥」
とゲイルの目を見て言うマヤ。
ゲイルから命令されたのではなくマヤ自身が自分でやった事。
関係性が徐々に変わってきている。
「また言うけど、泳ぐの教えてくれてありがとね」
「もういいぞ、何回目だ」
「それくらい嬉しいの。
ずっとコンプレックスだったんだもん。
ゲイルのおかげだよ」
「大したことはしてねーぞ」
「してるよ」
とウキウキと話すマヤ。
「でもよく俺相手で泳げるようになったな。
お前俺の事毛嫌いしてるだろ」
「・・・前はね・・・・」
「今は?」
「・・・・ひみつ」
「勝手にしろ」
「・・・・考えたんだけどね・・・・
安心出来たの。
プールでゲイルに支えられてる時」
「なんでだ?」
「これから言う事変に思わないでくれる?」
「内容による」
「もう・・・
あのね・・・・私達いっぱいエッチしたでしょ。
それで・・・・私さ・・・・持ち上げられて・・・・色んな事いっぱいされたでしょ。
あれが大きかったみたい。
プールでゲイルが支えてくれる、とは思えたの」
「つまりセックスのおかげか」
「・・・まあ・・・全部じゃないけど・・・・大体はそう」
「ま。理由はともあれ泳げたなら良かったじゃねえか」
「うん・・・・
あのさ・・・・また・・・・ここ連れてきてくれる?」
「気にいったのか?」
「うん、とっても。
また来たい」
「セックス次第だな」
「言うと思った笑」
「俺がまだまだ本気出してないのはわかるよな」
「それくらいわかるよ。
私に合わせてくれてるのも伝わってるよ」
「お前が想像もつかないくらいハードなセックスを俺は出来る。
ただあれは並の女じゃ痛がって壊れちまう。
それじゃつまんねんだ。
俺はお前を俺がするレベルのセックス出来る女にしようと思ってる。
時間はかかってもいい」
「私は・・・ゲイルから見て出来そうな女なの?」
「それはわからん。
ただ可能性は1番高い」
「ふ~~~ん・・・
痛くないならいいよ♥」
と言うマヤ。
「今日は俺に感謝の気持ちあるんだよな」
「うん、とってもある」
「じゃあ・・・・」
この後またマヤは新しい経験することになる。
13、苦手
「じゃあ今日は尻の穴いじるぞ」
とゲイルがマヤに言う。
少し困ったような表情するマヤ。
と言うのもマヤはアナルが苦手だった。
まだ舐められた事しかないのだが、舐められるのが嫌な訳ではない。
舐められると変な感じはするが気持ち良さはある。
心の中に引っかかってる事が何個かあり、ゲイルに持ち上げられ膣や尻の肉部分舐められるとは凄い気持ちいいと思えるのだが、アナル舐められると喘ぎ声が少し止まってしまう。
ゲイルもそれはわかっていたので、そこまでアナルを舐めないようにしていた。
「お前アナル苦手だろ」
「・・・・うん・・・・」
「気持ち良さはないのか?」
「そういう訳じゃないんだけど・・・・」
とゲイルの胸の上に仰向けで乗りながら下向いてしまうマヤ。
「今日泳げるようになったろ。
お前が幼少期に溺れてトラウマになってると言われたから、今日の様な教え方出来た。
引っかかってる部分あるんだろ。
それ言えよ。
そうすれば対処出来る事もある」
「・・・言ってもいいの」
「ああ」
「変に思わない」
「ああ」
「・・・・あのね・・・・ゲイルに悪いな、と思っちゃうの。
あそこは・・・汚い場所でしょ。
なんか申し訳ない事させてるな・・・って。
それに・・・お尻ってエッチする時に使う場所じゃないでしょ。
どうなんだろ?とも思ったりもする。
あと・・・指とか・・・ペニスとか入れた後汚れちゃうんじゃないかな、って」
マヤがぼそぼそとゲイルに説明する。
マヤの話を聞き考えるゲイル。
ゲイルが話し出す。
「まず汚い場所と言えば汚い場所ではある。
排泄器官だからな。
ただそういう場所だからこそ男も女も逆に興奮する要素ある奴もいる。
俺もその一人だ。
俺お前の尻舐めてる件だが、よく言ってるが本当に気にならない。
普段生活していて洗ってない奴の尻の穴舐める趣味はねーがセックスの時は違うスイッチが入る。
風呂も入ってるしな。
汚れに関しては時々はある。
だがそれは気にしても仕方ない事。
汚れたりしたらすぐ洗いに行けばいいんじゃねえか、とは思ってる」
1つ1つ丁寧に答えてくれるゲイル。
そしてマヤが
「ゲイルは・・・お尻でのエッチは好き?」
「ああ、かなりな」
はっきり言われ過ぎて苦笑いのマヤ。
「どういう所がいいの?」
「お前に言ってもわかんないが、締まりがまた前とは違うんだよ。
快感だ。
それに女の中には尻の方が感度ある奴もいる」
「私は・・・どうなんだろ?」
「お前はおそらく・・・・かなりよがると思う。
時間かければな」
ゲイルにそう言われると興味は出てくるマヤ。
性欲は強いマヤであるし、性に対する好奇心も強い。
「お前はトイレで大を一日何回する?」
とゲイルが言いにくい事聞いてくる。
「え・・・い・・・言わなきゃダメだよね」
「ああ」
「・・・・朝起きて1回と・・・夕飯食べた後に1回・・・」
身体の循環が良いせいか2回便が出るマヤ。
便秘にはなったことない体質。
「ちょうどいいじゃねえか。
俺とのセックス前にするタイミングだろ」
「うん・・・まあそうなんだけど・・・」
「出した後ならほぼ大丈夫だ。
経験上わかる。
それに少しぐらいなら俺の体は病気になったりしない」
「・・・・・・」
「指とペニスとか入れた後は洗うようにしてやるよ。
その方がお前も気楽だろ」
「・・・うん・・・・」
ゲイルが提案してくれるので少しずつ前向きになっていくマヤ。
「ゲイルは・・・本当にいいの?」
「いいっつってんだろ」
「正直まだわかんないんだ・・・・
だからちょっと怖い。
でも・・・ゲイルがしたいことはしてあげたいの」
「ゆっくりやってやるよ。
今日いきなり入れたりしねーよ」
「・・・うん・・・・」
「まあ腹を綺麗にする方法はある。
浣腸とかな・・・・
興味あるか?」
「・・・・・・・・・・・・素直に言うと・・・・ほんのちょっとある」
「それ使うのも方法の一つだし・・・・・
う~~~ん・・・・これはどうすっかな・・・・・」
「なに?」
「今のお前には早すぎるが・・・・まあいいか。
引くなよ。
俺とアナルセックス出来るようになったら俺は連続で精子出す事出来る。
そうすると腹にかなりの量の精子が貯まる。
腹がはちきれそうになるタイミングでペニスを抜く。
すると精子が浣腸みたいに出てくる」
「・・・・・す・・・・すごい・・・・・・・♥」
食いついてしまったマヤ。
想像でも全く思いつかなかったプレイ。
「ん、なんだ?興味あるのか?」
「そ・・・それ・・・凄いね・・・・
お腹大丈夫なの?」
「わからん。
だがお前なら大丈夫なんじゃねーか。
・・・してみたいか?」
してみたい、と直感的に思ったマヤ。
下向いて恥ずかしそうにコクリとうなずく
「おいおいおい、なんなんだお前は笑。
面白いやつだな。
小さい事は気になる癖にハードなプレイの方は興味津々とはな」
「仕方ないでしょ。
素直に思った事ちゃんと言ってるの」
「そういう所はお前の良い所だ、好きだぜ」
とゲイルが言う。
「他に気になる所はあるか?」
「う~~~~ん・・・ないかな・・・・
後はやってみないとわかんない」
「まだ正確ではないが、お前の様なG国の男とセックス出来る女は体内の浄化作用あるケースもあるらしいぞ」
「何それ?」
「全員という訳ではないから国のHPにも書いてないが、対象となる女は排泄物に菌がなくなるらしいんだ。
お前はその可能性ある。
なぜかと言うとお前の下半身よく舐めてるだろ。
排泄系の匂いがしねーんだ」
「そ、そうなの?」
「この3か月病気になったか?」
「・・・なってない」
「免疫が強くなる女もいるらしい。
あと若返りな。
マヤ・・・お前若くなってるよな」
ゲイルに言われる事は心当たりしかない。
この3か月風邪含めて病気に一切なってない。
今までなら1,2度は風邪ひくことは多かった。
またトイレで便を済ませた後匂いがしなくなっていた。
そして最近同僚に
「なんか若くなった?」
「化粧品何使ってるの?」
「肌綺麗~~~」
などちょくちょく言われるようになっている。
身体もスタイルがどこか締まってるような感覚。
「私・・・心当たりばかりだ・・・・」
「お前の年齢だとおそらく19歳ぐらいの時の身体になってる」
「もっと下がったりするの?」
「それはない。
19ぐらいが下限らしい」
「大丈夫かな・・・私の体」
「それについては問題はないみたいだぞ。
妊娠出来ないというマイナスがある代わりに出てきたプラス作用と言われている・
1つだけ問題としてあるのは、G国との男とのセックスをやめた時だ。
1~2か月すると元に戻る。
年齢も元に戻るから肌なども一気に戻る」
「そ・・・それは怖いね・・・・」
「若い女はいいだろうが、年取った女だと・・・まあきついだろうな」
ゲイルから説明受けるマヤ。
考えてはみたがわからないことばかりではある。
今の説明を聞いてマヤは
「じゃあ私19歳なんだ笑」
とゲイルに言う。
「身体はな」
「そういえば・・・今さらだけどゲイルって年齢いくつなの?」
「45だ」
40ぐらいかと思っていたマヤ。
見た目よりも少し若かった。
「ゲイルが45で私が19だとするとなんかいけないことしてるみたいだね笑」
「俺は別にお前の年齢が19だろうと24だろうとどっちでもいい」
「高校生の制服とか着れるかもな~~~」
「今度着てみるか?」
「・・・うん・・・楽しそう。
ゲイル色々教えてくれるから先生みたいだし」
色々思いつくのか楽しそうに話すマヤ。
「浄化作用も心当たりあるよ。
なんかほっとしたもん。
私がそうならゲイルに迷惑ならないし・・・・」
「元気になってきたな」
「うん」
「じゃしてみるか?」
「・・・・うん♥」
と答えるマヤ。
気が楽になったマヤであった。
泳ぐこともアナルの事も。
すると試したいと思う気持ちが強くなる。
2人の夜が始まる。
14、違う
マヤはベッドの上でうつぶせになり顔の下に枕を置き腕で枕を抱きしめる。
そして足を軽く広げる。
マヤの後ろにはゲイルがいる。
話し合ってスッキリしたマヤ。
今日はこれからゲイルにお尻を教えられる。
ワクワクしてるマヤ。
今までなら気になっていた事が多く集中できなかったが、今は解決してる。
セックスを心から楽しめる状況。
ゲイルはうつぶせで横になり、マヤの尻に顔をとか近づける。
そしていつもなら尻肉の辺りを舐められ吸われたりするのだが今日は違う。
まずマヤの尻を掴み横に広げる。
マヤの尻の穴がゲイルからよく見える。
「やっ・・・・恥ずかしいよ・・・」
と声出すマヤ。
「ほんっと小さい穴だな、お前の尻の穴は」
とゲイルが後ろから言うとそのまま口を近づけマヤのアナルをペロッと舐める。
「あああっ♥♥」
と大声出すマヤ。
マヤ自信が自分の声に1番驚く。
「う・・・うそ・・・・」
とつぶやくマヤ。
「どうした?軽く舐めただけだぞ」
「・・・な・・・なんかね・・・・びびっ・・ときたの。
気持ち良かったの・・・初めてそう思えた・・・・」
「じゃ確かめてやるよ」
と言うとマヤのアナルを太い舌で舐めまわすゲイル。
歓喜の声上げるマヤ。
反応良い事確かめたゲイルはその後やめることなくまた舐め続ける。
10分ほどして一度舐めるのをやめる。
マヤは
「はあ~~はあ~~♥」
と息をしながら光悦の表情。
唾液でべっとり濡れているマヤのアナル。
今度はゲイルが小指でマヤの尻の穴に指を軽く差し込む。
びくっと反応するマヤ。
ゆっくりとゲイルがマヤの尻の穴に小指入れていく。
小指と言っても細くはなく長く太い。
マヤの尻の穴が指の形に合わせて少しずつ広がる。
時間かけると小指はマヤの尻の穴の中に全部入る。
「小指全部入ったぞ」
とゲイルがマヤに言うと
「うそっ・・・入ったの?」
と答えるマヤ。
「きっついな・・・お前の尻が俺の小指ぎゅうぎゅうに締めてくる」
とゲイルが言う。
「なんか・・・変な感じだよ・・・・」
「嫌か?」
「・・・・うんうん・・・・嫌な感じの変じゃなくて・・・・なんかきもちいい感じの変な感じ・・・」
マヤの言葉を確認すると小指をゆっくり引き抜く。
その瞬間に
「ああっ♥」
とまた大きな声で喘ぐマヤ。
「・・・こ・・・これ・・・私・・・・好きかも・・・・
引き抜かれる時・・・・きもちいい・・・♥」
と言うマヤ。
小指を抜けそうで抜けない所まで引き、また押し込む。
マヤの反応を見て最初はゆっくり。
しばらくすると喘いでいるのが確認できる。
徐々に指のスピード上げる。
じっくり時間かけて指でマヤの尻を慣れさせるようにするゲイル。
その後は人差し指。
そして中指をだんだんと太い指を使う。
1時間ぐらいかけてマヤの尻をほぐす。
最終的に中指まで全部奥まで入るようになった。
ゲイルがアナルに入れてない方の中指をマヤに見せる。
「これが今お前の中に全部入ってるぞ」
とゲイルが言うと
「うそ・・・こんな長さのが・・・入ってるの?」
「ああ」
「・・・・痛くないよ・・・ちょっと苦しさあるけど・・・・」
「どうだアナルは?」
「・・・わたし・・・・ゲイルが言ったみたいに・・・好きかも♥」
と言うマヤ。
「指これくらい入るならあれは出来そうだな・・・」
とゲイルが呟く。
するとマヤをゲイルの上に乗せ騎乗位させる。
アナルをいじったせいでマヤの膣はびしょびしょ。
するする入る。
そしてアナルに指入れた方の指でマヤのアナルに指入れる。
もう片方の手で髪の毛掴みゲイルの胸に押しつけ腰を振る。
「ひっ・・・ひっ・・・♥」
と変な声で喘ぐマヤ。
前と後ろの二穴同時責め。
前からはペニスが挿入され、後ろからは指が入り、しかも逃げられないように尻と頭を抑えつけられている。
「どうだ、前と後ろ同時はいいだろ」
とゲイルに言われる。
同時に快感が来る。
前かと思うと後ろ、後ろかと思うと前。
頭の中が混乱していく快感。
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
ベッドの端で座位で犯されているマヤ。
片手で髪掴まれ、もう片方の手ではアナルにいつのまにか指2本入っている。
ゲイルが体を丸めマヤにディープキスしながら犯している。
膣からは精子が溢れている。
既に4回出されてる。
精子をローション代わりにしてゲイルはマヤの尻に指を2本入れるようにした。
マヤとゲイルは体格差がかなりあるのでキスする体位は難しい。
座位の時だけはゲイルが体丸めてマヤが上向くようにすると何とか届く。
唾液飲まされるマヤ。
そしてまた膣に中出しされる。
唾液飲まされ、中出しされながら尻の穴の指が激しく動く。
よくわからなくなってくるマヤ。
その反応を楽しむゲイル。
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
マヤをベッドに寝かすゲイル。
そして一度洗面所に行き手を洗う。
部屋に戻るゲイル。
「マヤ洗ってきたぞ」
と言うゲイル。
目の焦点があってないマヤ。
表情でにっこりする事で理解した合図する。
そしてゲイルはマヤをうつぶせにする。
うつぶせのマヤの膣に後ろから挿入して体重かけ潰す。
「んんんんんっ~~♥」
と声にならない声を上げながら手足バタバタさせるマヤ。
「今日はいつもよりやるからな、覚悟しとけ」
と言いゲイルがドスンドスンマヤを打ち付け潰すようにバックから犯す。
マヤはゲイルの下で幸せ感じていた。
15、先に
10月上旬。
マヤはAと別れた。
前回会ってから約5か月。
連絡は定期的にするのだがどこかお互い擦れ違う感覚がある。
Aはローズとの事をマヤに話さない。
マヤもゲイルとの事もAには話さない。
電話していてもどこかぎくしゃくしている部分があった。
マヤから電話で別れを伝えた。
Aも覚悟していたのだろう。
「そっか・・・そんな気はしていた」
と落ち込む声で伝える。
ローズやゲイルとのお互いの事もあったが、以前からマヤはAに対して申し訳ない気持ちを持っていた。
マヤは大学卒業と同時に海外勤務。
Aを優先させるのなら国内でも勤務する事も出来たがマヤは自分の仕事を優先させた。
それでも文句も言わずに応援してくれたA。
ただあれから何年も経過しお互いの考え方も多少変わる。
マヤは元々結婚願望も子供も欲しいと思う感覚がなかった。
それよりは自分の人生楽しんで自分の思うように生きたいと思うタイプ。
Aもそのようなマヤを理解していたが、ここ1年ぐらいはAからマヤとの結婚を匂わせるような発言もあった。
マヤはこの島での生活、仕事が気に入っている。
Aも就職をして仕事に励んでいる。
お互いいの先の未来がかみ合わない感じはしていた。
マヤはAの事は今でも好きである。
バイト先で出会い、社会人になる前からのマヤを知ってる数少ない人物。
マヤの性格や生き方に合わせてくれる数少ない人。
ただセックスはそこまで合う感じはしなかった。
Aが悪いのではない。
マヤの性欲や性癖が並はずれておりノーマルな性欲、性癖のAでは物足りなさを感じていた。
すぐには結論は出なかった。
Aに対して情もある。
別れたくない気持ちもある。
でも先を考えるとお互いの楽しい未来が見えない。
このままでは何も変わらないと思ったマヤ。
5か月考えた末にAに伝えることにしたマヤ。
別れを受け入れるA。
その後Aから
「今までありがとう」
と言われる。
マヤも
「こっちこそ今までありがとう」
と伝える。
ローズとの事はあえて聞かないようにした。
なぜだったのか聞きたい気持ちはあったが、聞いた所で気持ちはもう変わらないと思った。
変な言い合いになって仲悪く別れるよりは、お互いの昔話しながらなごやかに別れた方がいい。
「さようなら」
と電話を切った後、涙出てくるマヤ。
基本泣かないマヤだった。
だが今回は涙が出てくる。
嫌いではなく好きな気持ちが残ったままの別れ。
マヤにとって初めての彼氏であり、初めてのエッチを経験した相手。
楽しかった頃を思い出すと更に涙が出てくる。
一人でいるのは辛いので、部屋を出て隣の部屋のレイラの所の行く。
インターホンを押すとレイラが出てくる。
「どうしたの?」
と聞くレイラ。
「別れちゃった・・・・」
と言いレイラに抱きつくマヤ。
「そっか・・・よしよし」
と頭を撫で慰めるレイラ。
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
泣きながら話すマヤの話を聞きながら絶妙に相槌打ちながら聞き役になるレイラ。
酒をマヤに勧めレイラも一緒になって飲む。
2時間ほどすると落ち着いてくるマヤ。
「ごめんねレイラ・・・・こんな姿見せて・・・」
「いいよ、気にしないで。マヤが泣くなんて滅多にないから見ものだったわよ」
「もう~~~」
と顔ふっくらさせるマヤ。
だが顔には笑顔が少し戻ってきた。
「でもA君とはよく持った方だと思うよ。
5年位だっけ?
この遠距離でそこまで続いてたのは凄いと思う。
私だったらそんな遠かったらすぐ別れちゃうし」
「・・・・うん・・・・・」
「A君とは少し話したけど、あの人も仕事マヤと同じで頑張り屋さんだもんね。
仕事優先する同士だと・・・・難しいよね・・・・」
とレイラがマヤに言う。
「難しいかな、とは思ってはいたんだ。
ローズさんとの事とかゲイルの事とか関係なしに。
仕事が違うし、住んでる国も違う。
今後の事考えるとイメージわかなかった」
「まあ・・・仕方ないわよ。
マヤも悪くないしA君も悪くない」
「・・・うん・・・ありがと」
と言うとコップの酒を飲み干すマヤ。
一息ついてマヤが
「一つだけどうしても気になる部分はあるの」
と言う。
「何が?」
「・・・・なんでAはローズさんとエッチしたんだろう、って。
そういう事する人じゃないの。
もちろん全部Aの事わかるわけじゃないけど、わざわざこの島まで来て私がいるのに他の女性とエッチするような人とは思えない。
「・・・・・・・」
マヤの話をしんみり聞くレイラ。
「何かあったと思うの。
それが何なんだろうとはずっと気になってる」
マヤの言葉を聞きながら目をつぶるレイラ。
そして
「マヤには言わなくちゃいけないことがあるの」
と神妙に話し出すレイラ。
「え・・・」
「衝撃的な事いくつも言うけど・・・・今はそのタイミングだからちゃんと聞いてね」
「・・・・な、なに?・・・なんか怖い・・・・」
「ずっとマヤには秘密にしていた事。
今はやっと言ってもいい状況になったの」
「・・・A君が絡んでる事」
「そう、それもある」
レイラの目つきは真剣である。
いい加減な話ではないのは分かる。
レイラとの付き合いは長い。
心許している唯一の友人。
どんな話なのかはわからないがAが絡む話ならやはり聞いておきたい。
「マヤがショックも受ける話なの。
でも理由はちゃんとあるのね。
だから最後までちゃんと聞いてほしい」
とレイラが言う。
「・・・・うん・・・・わかった・・・・ちゃんと聞く。」
とマヤが言うとレイラがコップの酒を一気に飲み干し語りはじめる。
16、知る
「ゲイルと私はセックスした事あるのよ、何度も」
とレイラがいきなり言う。
「えええっ!!!」
と大声出して驚くマヤ。
Aの話されるのかと思っていたら全く想像もしない話される。
「ど・・・どうして・・・」
「順を追って話していくね」
とレイラが言う。
ゲイルがZ社で働き始めた頃からマヤと同様にレイラもゲイルに目をつけられて声かけられていた。
ある日レイラと仲の良い女性がゲイルに狙われていた。
しつこく声かけられやつれレイラに相談した。
レイラはゲイルの所に行き、辞めるように忠告した。
するとゲイルが
「レイラがやらせてくれるならやめてもいいぜ」
と言う。
するとレイラは
「いいわよ」
と言いOKする。
ゲイルの自宅に行く。
そしてセックスする。
レイラもマヤと同じくゲイルのペニス受け入れることが出来る数少ない女性だった。
そしてゲイルがレイラに今後の関係も迫る。
しかしレイラは断る。
何回も迫るがレイラはうんと言わない。
「お前の裸の写真を撮って脅迫してもいいんだぜ」
とゲイルが言う。
するとレイラは
「そんな事したらこの島に入れなくなるよ」
とゲイルに言う。
「私ね、会長の愛人なの」
「会長って・・・」
「このZ社のね」
とマヤに説明するレイラ。
会長はZ社を一代でこの規模にまで育て上げたカリスマ。
マヤも数回しか見た事ない。
「大学の時にモデルやっていて、その時にZ社のパーティーがあって呼ばれたの。
そこで会長に見初められて身体の関係持った。
私の広報の仕事も会長のコネ」
酔いが一気に冷め食いつくようにレイラの話聞くマヤ。
「広報の仕事は面白そうだと思ったの。
世界の色んな国に行くし。
給料も良かったしね。
そのかわり会長と定期的にエッチするのが条件」
「そうだったの・・・・
でも会長ってたしか年齢が・・・」
「70越えてるよ。
まだ勃起はするみたい。
1回が限度だけどね」
話の展開に唖然とするマヤ。
「マヤに勘違いしないでほしいのはお金の為だけにやってるんじゃないの。
会長は男と魅力的よ。
Z社をここまでした人だからやっぱり学ぶ事多いし、考え方も好き。
だから抱かれたの」
「条件も良かったしね。
時々会う以外は好きにしていいって言われてるし、男を他で作ってもいいと言われている。
凄い気にいられてるの。
レイラ~~お前は俺の宝だ~~~とか外では絶対に言わないような事私に言うし」
「だから私がお願いすればゲイルを国外退去させることなんか簡単なのよ。
それをゲイルに説明したの。
そしたらゲイルはおとなしくなった。
この島にはこの後もいたいみたいね」
「ゲイルはその女の子へのちょっかいかけるのはその後やめた。
そしたらそのこが
「何かあったらレイラに頼めば何とかしれくれる」
と色々言っちゃったみたいなのよ。
だから相談されやすくなっちゃったの」
「その後はほっとくと何するかわかんないから1,2か月に1回はゲイルとセックスしたの。
ゲイルを抑える意味合いもあってね。
マヤも守ろうとしてたんだよ」
「あ・・・ありがと・・・・」
確かに定期的にマヤに声かける割合減る時期があった。
おそらくレイラがゲイルとセックスした時期と近いのだろう。
「でもね・・・ゲイルはそんなに悪い奴じゃないのよ。
今のマヤならわかるんじゃない。
最初の誘い方があいつおかしいのよ。
セックスする事しか考えてないから」
「うん・・・・その気持ちは・・・わかる笑」
マヤも経験者なので深く頷く。
「本当に狙って脅迫じみたことしたのは数人だけなのよ。
ゲイルからすれば脅迫とは思ってないみたいでただのコミュニケーションと思ってるみたいだけど・・・
そういうこから相談された時は話聞いてあげてゲイルに注意してた。
エッチの直前までいって入らなかったこは凄い落ち込んでてね。
入っていないとはいえレイプでしょ。
その上ゲイルは裸の写真も撮影してるから警察に言ったりしたらばらまかれる可能性がある。
ゲイルに文句言いに行ったの。
説明して怒ったら
「わりぃ」
と反省してた。
お詫びが必要よ、と私が言ったのね。
その被害に会ったこは国に仕送りしてるこだった。
そこで考えたの。
ゲイルはお金いっぱい持ってるから、そのこの国の親に家かってあげればそのこも気が紛れるんじゃないかって。
調べたらそのこの住んでる所に家が売ってた。
その後ゲイルに行ったの。
「これ買うお金渡してあげなさい」
って。
そしたら翌日にはそのこの口座にその金額が振り込まれていた。
私も女だけど女って怖い部分あるわよね。
振り込まれた後にきゃーきゃー喜んで
「ゲイルにありがとうと伝えて」
とはしゃぎながら言うの。
落ち込んでる様子はもう完全になかったわ」
「ゲイルの評判が悪いのは他の女なのよ。
ゲイルがレスラーで有名だったのは知ってるでしょ。
この島でもゲイル熱烈なファンだった女の子がいる。
その女の子達からみれば、憧れのゲイルとエッチ出来る、と思う。
ただゲイルはそういう女嫌いみたい。
ほとんど無視してた。
無視されると女の子は傷つく。
感情が逆転して憎しみになる。
悪い噂広めるようになる」
「稀にゲイルから見てもそれなりにタイプなファンの女の子はいたみたい。
何人か試してみたけどやっぱり入らなかったんだって」
「そんでこの際だから言っちゃうけど。この島でゲイルとセックス出来たのは私とマヤと・・・ローズさんなの」
「ええっ」
と驚くマヤ。
驚きの話ばかりだったが、ここに来て突然ローズの話が出てくる。
「ローズとは一度セックスしたらしいわよ。
ローズから迫ってきてしつこいから一度やってみたら入ったみたい。
でもタイプじゃないみたいね。
それ以降またローズに何度も誘われたらしいけど断ってたみたいよ」
頭の中の情報の整理が追い付かないマヤ。
マヤの知らない所で身近な人たちの人間関係が動いていた。
「それでやっとここからが本題ね。
あのね・・・A君と別れさせようとしたのは・・・・私なの」
「えっ・・・」
「私なのよ。
A君と別れた方がマヤの為でもあるな、と思ったの」
「・・・どうして・・・」
「マヤ辛そうだったから。
自分が出せてない顔よくしてた。
それに性欲抑えてるのが私にはよくわかったの。
爆発しそうな顔してる時に、これじゃまずいな、と思って酔ったふりしてマヤを襲ってエッチしてたのよ」
確かにレイラがマヤを襲う時はマヤがいつも欲求不満でなにか爆発してしまいそうな時だった。
「そういうの・・・なんでわかるの?」
「マヤの事好きだからじゃない。
表情とか反応とか好きだからよく見てる。
ちょっとした違いでもサイン出るのよ、マヤはね」
「もう限界かな、とは思ったの。
私は女だから男みたいにマヤは抱けない。
マヤも真面目だからこのままだと彼氏と結局付き合っていって他の誰ともセックスしない。
そうするとマヤがおかしくなっちゃいそうな気がした」
「ちょうどA君が来ると聞いたので、ゲイルとローズさんに頼んだのよ。
ゲイルにはマヤを強引にでもいいからエッチして、と。
ローズさんにはA君とエッチして、と。
でもそんな簡単にそういう風にはならない。
だから結構考えたのよ。
マヤは覚えてる?
A君が来た日にデータが消えたの」
「覚えてるよ、あの日大変だったもん、あれがなければ今みたいになってなかったかもしれない、とはよく思う」
「あれね・・・私なの。
私が一部データ消したの」
「はあ?」
「これについては本当に本当に本当に本当にごめん。
マヤの仕事大事にしてるのはよくわかってる。
心とっても痛かったのよ、データ消す時に。
マヤのチームにも迷惑かけちゃうし」
「なんでそんなことしたの?」
と怒るマヤ。
「怒らないで、ね。
本当にごめんなさい~~。
でもそれ以外マヤとA君を合わせないようにする方法思いつかなくて・・・・
データがなくなって明日プレゼンならマヤなら絶対にそっちを優先すると思ったし、それにA君とローズさんの時間を作りたかったの。
A君ってさ・・・おっぱい好きでしょ」
いきなり話変わり戸惑うマヤ。
「なんで今更」
「だって私がA君と会った時にちらちら私の胸見てたし。
ローズさんのあの胸ならたぶんもっと見るんじゃないかな・・・と思って」
Aは胸大きいのが好きなのは事実だった。
街中で胸大きい女の子がいるとマヤがいても目がそちらに向く。
マヤは胸が小さい。
Aと付き合っている時に胸大きくする方法など試してみたがどれも変わらなかった。
「・・・どうせ私は胸ないですよ」
と頬が膨れるマヤ。
「今はその話じゃなくてさ・・・
まあ確かにマヤの胸は小さいけど」
「レイラっ!」
「あはははは・・・ごめんごめん・・・・」
「もういい、そんでその後の話は?」
「誘惑させようとしたのよ。
A君をね。
そしたらA君はローズさんに惹かれていた」
その話聞き落ち込むマヤ。
「ああ、そうじゃないのよ。
惹かれてる事は惹かれてるけどただの関係ないスタイル良い女性として見てただけ。
どうこうしようとかじゃないのよ。
ちゃんとマヤがいるからそういうのはしないタイプの男だったよ、A君はね」
「でも・・・ローズさんとエッチしてた・・・」
「それはね。
初日のA君の反応見てたら、誘惑しても我慢できる男だと思ったの。
でも恩には弱そうだったのね」
「恩?」
「A君って何かしてあげるとちゃんと返してくれるタイプだったでしょ」
とレイラに言われる。
Aは何かプレゼントあげたり、喜ぶ事すると確実にマヤに恩返しするタイプだった。
Aの良い所だった。
「A君は記者でしょ。
Z社の記事を書こうとしてた。
でも取材できるのは受付や私の様な広報だけ。
A君の力じゃそれ以上は無理」
「A君は役員クラスとの取材を望んでたのよ。
そうすれば他社には出来ない取材が出来る。
その結果持って返れば会社での評価も上がる。
A君熱意あってかっこよかったよ」
Aならそうするだろうな、と思ったマヤ。
彼も仕事で一生懸命なタイプ。
「その気持ちをね・・・言い方悪いけど利用したの。
A君の力じゃ門前払い。
でも私なら役員との面談のアポ取れる」
「どうやって?」
「会長にお願いすればそれ位はすぐ言う事聞いてくれるの。
断ると私が不機嫌になるからその方が断然嫌みたいね。
それに私はZ社のマスターキー持ってるのよ。
会長と社長と私の3人しか持ってないキーを。
信頼されてるのよ。
そのキーがあったからマヤの仕事場のキーも開けられたし」
「会長に連絡して専務との取材アポを取るようにしたの。
雑誌記者の立場で言えば巨大スクープみたいなものだと思う。
その手柄をね・・・ローズさんの手柄にしたの。
ローズさんが手配したおかげでこの取材が出来るようになった、という風に」
「取材終わった後A君は興奮してたよ。
そしてローズさんに何度も何度もありがとう、と言ってた」
「その後ローズさんがA君にお礼に飲みましょう、と言ったみたい。
外で会おうとA君はしたらしいんだけど、人が多い所は嫌、とローズさんが言って部屋にA君のホテルの部屋に行くようにしたみたいよ。
その後は恩返ししたいのならセックスでと迫ったみたい。
断るならレイプで訴えるわよ、とも冗談っぽく言ってたな・・・」
疑問だった点がやっと色々わかってくるマヤ。
「ローズさんとはその日連絡取り会う様にしてた。
A君の所に行く時間も知ってた。
マヤが行こうとした時はちょっと早かったからエッチして時間伸ばしてたの。
あの時だけはそういう気持ちでエッチしてごめんね」
「時間になったからマヤを見送った。
正直どうなるかはわからなかったの。
もしローズさんとA君がエッチしてなかったら、それはそれで仕方ない。
ならマヤに楽しんでもらう方がいいと思ってワンピース着させて下着脱がさせた。
あ、A君がノーパン好きそうだな、と思ったのも本当よ。
その方が襲い掛かってくると思ったし、マヤも望んでると思ったし」
「予想外だったのがマヤが海の方に行った事。
ゲイルと会ったでしょ。
あれは本当の偶然」
「その後マヤが帰ってきたら私の部屋に来たでしょ。
そしたらゲイルに犯された、と言った。
私ね・・・あの時本当は、良かったねマヤ、と思ったの」
「どうして・・・」
「A君の事やゲイルの事で泣いてるんだけどマヤ元気そうだったのよ。
心は悲しんでるんだけど身体は元気、みたいなね」
「私もゲイルにマヤを抱いてあげて、とも言っていた。
あの男は最初のやり方最低だけど、慣れてくるとそうでもないでしょ。
なんとなくだけどマヤに合いそうな気がしたの」
「翌日またゲイルに狙われたでしょ、レコーダーで脅されて。
あれも私が指示したの。
「無理やりでもいいからA君のフライトまで時間潰すようにして。
セックスしなくてはいけないように脅して」
とね」
「レコーダー渡したのも私なのよ。
A君の所に行く前にマヤの服に小型の録音機つけておいたの。
A君とエッチする展開になったらマヤはどんな声出すのか聞いてみたくてね。
私の部屋に来た時にこっそり外して聞いてみたらゲイルとのセックスしてる時の声だった。
このレコーダーがあればゲイルならマヤとの関係を強引に持って行けるだろう、と思って渡したの。
ちなみにミニスカートで下着付けさせないのは私じゃなくゲイルの趣味ね」
レイラの長い説明がやっと終わる。
マヤの心は複雑だった。
色んな感情が芽生える。
「今まで言えなくてごめんね、マヤ。
言えなくて心苦しかった」
とレイラが言う。
「お・・・怒ってる・・・・よね・・・」
と恐る恐るマヤを見るレイラ。
「・・・・わかんないの・・・
裏でこんな事されて仲良しのレイラが裏で色々動いて私の事を操るようにして・・・・
怒る気持ちもある・・・けどレイラが私の事凄く考えてくれてる気持ちもわかる・・・・
ショックな気持ちもあるし、教えてもらってスッキリした気持ちもある・・・
レイラがここまでやってくれたのは大変だったんだろうな、とも思うし・・・・」
と言うとマヤが冷蔵庫に行きビールを取り出す。
ベランダに一人で行く。
夜空見るマヤ。
15分後戻ってくる。
そして
「レイラ!」
と大きめの声でレイラを呼ぶ」
「はいっ!」
と座りながらも背筋伸ばすレイラ。
マヤがレイラをデコピンする。
「痛っ」
痛がるレイラを見て笑うマヤ。
「隠していた事への仕返し」
と言うマヤ。
「もう起きた事だし考えても仕方ないと思うの。
A君も私がいなければもっといい人見つかると思うし、彼の人生も良くなると思う。
それに嫌いで別れたわけじゃないから、また付き合うとかはないと思うけどまた会えるかもしれないし」
「正直軽くはなったよ。
A君に対して申し訳ない気持ちもずっとあったから・・・・
でもローズさんとの事は・・・少し怒ってる笑」
とレイラに言う。
マヤの顔に悲壮感はなくなっていた。
「まあ許してあげなよ。
マヤもゲイルと毎週会ってるでしょ」
「うん・・・おあいこ・・・かな?」
「いいや、A君の方が可愛そうだよ。
マヤは毎週楽しんでるでしょ。
A君はきっと性格上あれ以来誰ともエッチしてないと思うよ」
「うん・・・そう考えると怒りが収まってきた」
と笑うマヤ。
「今回A君利用しちゃったこともあるから、もしA君の国に出張ある時は会ってくるよ。
接待してあげようと思う。
連絡先知ってるし。
会ってもいい?」
「いいよ・・・でも・・・」
「詳しい事は言わないよ。
その辺は上手くやる。
・・・・エッチしてあげようかな」
「は?」
「A君にエッチさせてあげようかな、と思ったの」
「本気なの?」
「マヤが良ければ・・・どう?」
「・・・・レイラなら・・・いいかな・・・・」
「ほんと?じゃ・・・行く予定は・・・・」
と言い手帳見るレイラ。
「行く気満々じゃん」
「マヤの初体験を奪った男は気になるのよ。
それにA君いい男だったしね」
「は~~~もういい、好きにして」
「は~~~い、好きにしま~す」
と言うレイラに対してあきれるマヤ。
Aと別れたばかりではあるが、どこかスッキリしてる部分も多いマヤ。
あと必要なのは時間だろう。
時間が経過すれば辛い思いや悲しい思いは徐々に薄れていく。
そして一部の楽しかった思い出が心に残り良い思い出になっていく。
そう思うマヤであった。
17、聞く
金曜日の夜
ゲイルの寝室にてゲイルと話すマヤ。
数日前に彼氏と別れた話やレイラから聞いた話をそのまま話す。
話を聞いて
「やっと言ったかアイツは・・・」
とゲイルが言う。
「マヤ、言っておくがな。
言うなと言ったのはレイラだからな」
「うん、それはわかってる」
と言うマヤ。
「マヤには黙ってて」
「言ったら会長に言って国外退去にするわよ」
とゲイルはレイラに言われていたらしい。
「マヤはどう思ってるんだ?俺やレイラが隠していた事に対して」
「それは・・・隠されていて嫌な気分もあったけど・・・・
理由聞いて後でよく考えたら仕方ないのかな、とも思った。
レイラも強引ではあるけど私の為にしてくれたことではあるし・・・・」
「怒ってないのか?」
「ちょっとはね笑」
「まあ・・・黙ってて悪かったよ」
とあまり謝る事がないゲイルがすんなり謝る。
ちゃんと謝ってもらえたことですっきりするマヤ。
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
数日後レイラの部屋
マヤの部屋に来ているレイラ。
マヤに呼ばれた。
聞きたいことがあるらしい。
「な~に、話って」
「うん・・・まあ飲みなよ」
とマヤがいいレイラに酒を勧める。
「あのね・・・聞きたいことがあるの」
「いいよ~~何でも聞いて。
今の私なら何でも言えるからさ。
言えなかったのも辛かったのよ~~~」
「うん・・・・あのね・・・・」
と言った後もじもじするマヤ。
「どうしたのマヤ。
まだ・・・やっぱり怒ってる?」
「うんうん・・・それはもう大丈夫。
それは整理出来た」
「じゃあ何?」
「・・・・ゲイルと・・・エッチしてたんでしょ。
・・・・どういう事してたのかな・・・って」
と下向いて恥ずかしそうに聞くマヤ。
「気になっちゃったの?」
とニヤニヤしながら聞いてくるレイラ。
「・・・うん・・・・」
「どんなエッチしてたか知りたいの?」
「・・・うん・・・それもあるし・・・・
ゲイルとレイラとの関係がよくわかんなかったから・・・」
「まあ・・・そうかもね。
先週話した時はこの話ほとんど飛ばしちゃったし・・・
いいよ、全部教えてあげる。
ついでにマヤが知らない私の話も教えてあげる」
と言うレイラ。
レイラは自由人である。
昔は何人か彼氏いたらしいのだが、あまり長続きはしなかった。
会長の愛人がきっかけでZ社の広報になる。
仕事は有能だったのでコネではあったが職場での評価は高い。
好奇心が非常に強いレイラ。
「面白そう」
と思える事には積極的である。
男を選ぶ基準も
「面白そう」
「したことないから興味ある」
「楽しそう」
という基準で選ぶ事が多い。
ゲイルとの関係が始まったのも
「G国の男とセックスした事ない」
というのが1番の理由だった。
他の国と比べて圧倒的に平均身長の高い人種がいる国。
セックスも今までセックスした男達とは違うのではないか、と思うとワクワクして興奮してくる。
また
「私はG国との男とセックス出来るのか?」
という疑問があった。
「外国女だとほとんどの女はセックス出来ない」
というのは聞いていた。
確かめてみたくなった。
「それでね、してみたのよ。
そしたら私も入ったの。
半分くらいだけどね」
「気持ち良かったの。
あの大きさが入る時に圧迫感が今までなかった感覚だった」
「それでした後に、ゲイルから、俺の女になれ、と言われたの。
でもそんなの嫌だし興味ない。
脅してきたから私も脅し返してやったの。
この島にいれなくするわよ、と。
そしたら引き下がったのね」
レイラがマヤに説明する。
「でも・・なんでゲイルはそこまでこの島にいたいのかな?」
とマヤが聞くと
「あ、まだ聞いてない?
ゲイルはプロレス引退して少ししてからこの島に来たの。
この島が1番いいんだって。
うるさくないし、住みやすいし、世界各国の女がいるし。
長く住みたいからしたくもないセキュリティやってるのよ」
このような話はまだゲイルから聞いた事なかった。
確かにゲイルはこの島が好きそうではある。
「ま、その辺はゲイルに今度聞いてみなさい。
その後なのよ。
私の肌が変わったの。
若返ったのね。
マヤも今そうだけど私もなのよ。
G国の男とセックスすると妊娠出来ない代わりに若返る人もいる、というのに当てはまったの」
「これは凄い、と思った。
しかもなんか身体の調子もいいし。
でも効果は1~2か月。
考えた末にゲイルに、セックスしてもいいよ、と言ったの。
1、2か月に1回だけならね」
「ゲイルもセックスできる相手いないのもあったからお互いにとってウィンウィンな関係になったの。
それで1、2か月に1回セックスする関係になった」
とレイラが言うと
「レイラはさ・・・そういう・・・なんて言うのかな・・仕事みたいな関係のセックスとかでもいいの?」
とマヤが聞く。
「う~~~ん・・・・時と場合によるかな・・・
私合理的な部分あるでしょ。
得な部分が多ければそっちを選択する」
「・・・私には出来ないな・・・・」
「うん、よ~~~~~く知ってるよ笑。
マヤの良い所でもあるし、思い詰めちゃう部分でもある。
だからマヤの場合はかなり強引にやるしかなかったの」
「・・・よく・・・私の事わかってるね」
「そりゃね、マヤの事は普通に好きなのよ。
人としても女としてもね。
だからマヤの事よく見てるしよく考える」
「・・・ありがと」
と照れるマヤ。
「長く時間取られるのは嫌だったからセックスは2時間までにしたの。
タイマーを1時間50分後にセットしてきっちり2時間以内に終わらせるのが条件」
「え・・・そうなの?」
「あの男絶倫でしょ。
キリないからさ」
とレイラが言った後にマヤは考える。
2時間で終わったことは1回もない。
でもマヤからすれば2時間なんかあっという間に終わってしまうから2時間じゃ全然足りない。
「ゲイルは時間に関しては不満そうだったけどね。
でもセックスの相性は良かったのよ。
ゲイル・・・上手いでしょ。
セックスは気持ち良かった」
「1年ぐらいした時かな・・・・
ゲイルの家に行っていつものようにセックスしてたらお尻狙われたの。
経験なんだろ、と言われちゃってね。
指入れる感覚でなんかわかったみたい。
昔お尻でしたことあるんだけどあまり気持ち良くなかったのよ。
でもゲイルに入れられたら、今までにない感覚の気持ち良さがあって・・・・
2時間経過した時に私から
「もう・・・1時間だけなら・・・いいよ・・・」
と自分から言っちゃったの。
気持ち良かったのよ、奥の方がおかしくなりそうな快感があった」
「それ以降はお尻に入れられるのがほとんどになった。
ゲイルに教え込まれたのよ。
まあ、気持ちいいから問題ないんだけど」
「私からも責めたりしたのよ。
あの男責められても反応はないんだけど、気持ちいい事は気持ちいいみたい。
アイツの尻の穴舐めまわしてあげたりもした」
ゲイルとレイラのセックスの話を聞くマヤ。
興味芯々だった。
「レイラはゲイルとそんな事してたんだ・・・」
「言えなくてごめんね。
言おうかなと思ったけど、マヤには刺激強すぎる話だし・・・それにゲイルは会うたびにマヤの事聞いてくるのよ」
「どんなことを?」
「普通の事。
マヤの日常や考えてる事とか。
マヤとやりたいことはやりたいんだろうけど、マヤの事は普通に1人の女性として好きな感じはしてたよ。
だからマヤとの関係も大丈夫かな、とも思ったの。
ヤバい奴だけど本当にヤバい事はしない理性はあるしね。
それに私とゲイルは性格の相性全然合わないけど、マヤとゲイルはなんか合う様な気もしたの」
ゲイルは当時から私の事そんな風に考えてたんだ・・・と思うマヤ。
嫌な気分ではなかった。
「色々マヤの事考えてたんだよ。
私とエッチする時も変にアブノーマルになっちゃうと、A君との関係がもし続いた時にマヤが更に物足りなくって苦しみそうだったからソフトな責め方しかしなかったし・・・」
その後はマヤの知ってる通り。
ゲイルとマヤが会う様になってからがゲイルとセックスしてない。
ただそれで問題が出てきてね・・・・
G国の男ってこの島にゲイルしかいないのよ。
そうすると肌がまた戻っちゃう。
若いままでいたいのね。
それでゲイルに相談したの。
誰かいないか、って。
そしたらG国の知り合いを紹介してもらったの。
マヤは覚えてるでしょ。私が数か月前にG国に出張行ったの」
「うん、覚えてるよ」
「あの時に向こうでゲイルに紹介された男と会ったのよ。
それでセックスしたのね」
「・・・・相変わらず行動力が凄いね」
「だって仕方ないじゃない。
別にゲイルとしてもいいのよ。
でもそうすると・・・・マヤ嫌でしょ」
「え・・・」
「じゃあ仮にゲイルが明日私とセックスするとしたらどう思う?」
「・・・・・」
「素直に答えて」
「・・・ちょっと・・・嫌かも・・・」
「マヤは・・・独占欲強いでしょ」
「・・・・うん・・・・」
「ゲイルに対してもそう思うようになってきてるでしょ」
最初は違ったがマヤはゲイルに対して好意の感情芽生えてきているのが最近よくわかる。
セックスが気持ちいいのもあるのだが、それ以外の時でもゲイルと過ごしていても居心地良くなってきていた。
「ね、マヤの事よくわかってるでしょ」
「・・・うん・・・なんか色々気を遣わせてごめんね・・・」
「それはいいのよ。
マヤには笑顔で幸せになってほしいの。
そうすると私も嬉しいし」
「・・・ありがと」
レイラは本当に自分の事よくわかってるな、と思うマヤだった。
「あ、そうそう。
これマヤに伝えておかないといけない話があった」
「なに?」
「G国の文化と言うか・・・なんて言うのかな・・・風習・・・と言うのかな・・・・
友人の彼女や友人の奥さんとセックスするの当たり前の文化あるのよ」
「はいっ?????」
意味わからず変な声出るマヤ」
「男性側だけでなく女性側もみたいだけど、仮に付き合ってる男と女がいて、その男の友人に彼女抱かせるのは当たり前、そして彼女も当たり前に思ってる。
女性からすると女性の友人と彼氏がセックスするのは当たり前、という考えね」
「な・・・何それ?」
「びっくりしたでしょ。
私も驚いたもん。
しかも変な感じじゃないのよ。
飲みに行こう、位の感覚」
「へ・・・へ~~~」
「ゲイルにその話聞いたのよ。
そしてゲイルに男紹介してもらった。
ゲイルが前にいたプロレスの会社の事務方の人」
「どんな人だった」
「良い人だったよ。
ゲイルの紹介とは思えないくらい紳士だったんだけど・・・・
5人来たのよ」
「ご・・・5人?」
「皆ニコニコしてね。
ご飯一緒に食べて、その後当たり前な雰囲気でホテル行って・・・」
「み・・・皆で?」
「そう。
ゲイルはやっぱり特別みたい。
皆大きい事は大きいんだけど向こうの平均身長位の250㎝位の男達だった。
ペニスも大きいんだけどゲイルのと比べると全然小さい。
でも私からするとちょうど良い大きさだったな・・・・」
「え・・・エッチしたの?」
「したよ。
6Pだね。
私も初めてだったから興奮しちゃった」
「・・・そんな大人数で・・・出来るの?」
「交代でしたり、同時にされたりね。
廻されてる感覚が良かった・・・・
あそことお尻と口を同時に入れられて、左右の手で残り2人のペニスをしごくの。
私には珍しく朝までしちゃったもん。
最後はハグして皆と別れた」
レイラの話に想像つかないマヤ。
ただ話聞いてドキドキしている。
「マヤに言いたかったのわね。
もし今後ゲイルと関係続くとそういう風になる時あるかもよ、と言いたかったの」
「・・・・ど・・・どうすればいいんだろう・・・」
「どうしようもないと思う。
するかしないかだけだと思うよ。
でもしたからと言ってG国の感覚では変ではないみたい。
むしろ紹介したりする事で友情深まるみたいな、感じみたいよ。
あと、彼女を友人と一緒にセックスする、というのもあるみたい。
マヤがなるとしたらこの可能性の方が高そうかな。
ゲイルの友人と会ったら・・・・やられちゃうかもよ笑」
とニコニコしながらマヤに言うレイラ。
「な・・・なんか・・・世界って広いね」
「そうなのよ、知らない事ばかり。
新しい事知るとワクワクするもん。
それにG国行ってセックスしかたらまた肌良くなったし。
もう少ししたらまた効果切れそうだからプライベートでG国行こうかな、と思ってるの」
「ま・・また・・・するんだ・・・」
「たぶんね。
また違う友人が出てくるかも笑」
と楽しそうに話すレイラ。
「マヤはどうなの?」
「なにが?」
「複数相手の男と・・・・してみたい?」
「・・・・・・・本音だよね・・・」
「当たり前でしょ」
「・・・・・・正直・・・・興味は・・・ある」
「さすがマヤだ。性欲の塊だもんね」
「そんな言い方ひどいでしょ」
「ごめんごめん・・・相手は何人がいいの?」
「・・・たぶん・・・2人がいいと思う。
多すぎると集中出来なそうだし・・・2人相手の方が・・・気持ちいい気がする」
「マヤはそういう考えなんだね・・・いいと思うよ。
数じゃないし。
そっちの方が濃厚な感じするもん・・・・
私今度3Pしようかな・・・・」
と一人でぶつぶつ言いながら考え始めるレイラ。
レイラとゲイルの関係やセックスについて聞こうと思ったら他にもびっくりするような話聞いたマヤ。
この先の事を考えようとするがいまいち読めない。
先の事考えるよりは今を楽しく生きようと思うマヤであった。
18、関係性
12月上旬
マヤとゲイルの関係は続いていた。
関係はかなり良好。
ここ数か月はマヤが金曜日の夜にゲイルの家に行く前にスーパーで食材を買い込み、翌日の土曜日の夜の夕食はマヤが作る事も多くなった。
マヤ自身の希望である。
元々料理や掃除が得意なマヤ。
料理を作っても今まではレイラしか食べる人がいなかった。
世界各国から人材が集まるZ社。
同僚は皆違う国の出身。
マヤは同僚からレシピなどを教わりアレンジして料理を作ったりしていた。
ある時ゲイルに
「料理してもいい」
と聞くと了承貰う。
ゲイルは好き嫌いなく何でも食べれるらしい。
マヤが料理作ると無言で食べる。
「おいしい?」
と聞くと
「うまい」
の一言だけ。
だがゲイル用に大量に用意した料理はいつも空っぽになる。
それがマヤは嬉しかった。
またマヤはお金が貯まっていた。
金曜から日曜までは毎週ゲイルの所にいる。
お金は使わない。
使うのは平日のみ。
元々物をあまり買わないマヤ。
使う所がなく貯まっていく一方。
いつもゲイルに支払ってもらうのが悪い気もしており、料理することになった。
食べてもらえる人がいるだけで料理作る熱もこもる。
Aとの別れからはほぼ立ち直ったマヤ。
Aには悪いが、気になる事が減ったこともあり仕事も前よりも意欲的に取り組めている。
週末はゲイルと過ごしセックスする。
マヤにとって充実した日々を過ごせている。
料理作りはじめてから少ししてゲイルに合鍵を渡された。
ゲイルの家の鍵。
「好きな時に入っていいぞ」
と言われる。
ゲイルが金曜仕事遅い時などはゲイルの家に先に入り料理作った待っていたりもした。
「どういう関係性なんだろう?」
と思う時もあるマヤ。
形としては
「脅されてゲイルの家に呼ばれセックスさせられてる」
と言う関係性。
だが今のマヤにとっては
「休息」
のような気持ちでゲイルの家に行っている。
夏に山の上の宿泊施設に行ってから月1回は同じところに行って泊まっている。
マヤの水への恐怖もかなり薄まり、行く時はいつもプールで泳ぐようになった。
その時はいつもゲイルが近くにいてくれる。
ゲイルに
「泳ぐなら平泳ぎの方がいい」
と教わり平泳ぎの練習を始めた
平泳ぎを練習して1人で5メートル近くまで泳げるようになったマヤ。
セックス以外の時間も楽しく過ごせている。
その効果もあるのか、セックスもいつも気持ちいい。
少しずつだがゲイルのセックスがハードになっている。
だが今のマヤはそれを受けれるようになってきている。
土曜の夜
ゲイルの寝室
「今日のごはんおいしかった?」
「ああ」
マヤがゲイルに話しかける。
マヤはゲイルの腕を枕にしている。
タバコ吸いながら答えるゲイル。
無愛想な返答のゲイル。
だがマヤはあまり気にならない。
ゲイルの事が前よりわかってきている。
無愛想な返事ではあるがマヤの料理はいつも全部平らげている。
「マヤ」
とマヤに声かけるゲイル。
「なに?」
「お前毎週週末俺といていいのか?
もう半年以上週末は俺といるじゃねえか」
「うん、そうだね」
「たまには来なくてもいいぞ。
お前にもやりたい事とかあるだろ」
「へ~~~~珍しい。
あの私を脅してきたゲイルさんがそんな事言うんですか?」
と茶目っ気たっぷりに言うマヤ。
こんなことも言えるような関係になっている。
「まあ・・・たまにはな」
「別に大丈夫だよ」
「それならいいが」
「ここ来てる方がなんか調子いいの。
仕事もはかどってるし。
レイラも基本土日休みじゃないから会うの平日だし」
とマヤが言う。
ふと何かをお思い出すマヤ。
「そういえばゲイルはさ、なんでこの島にいるの?。
島から退去させられるのは嫌がってたみたいだし」
とマヤが聞く。
タバコを吸い大きく息を吐くゲイル。
「・・・・お前とも付き合い長くなってきたしな、俺の事話してやるよ」
と言いゲイルが話し始める
ゲイルは幼少期より勉強は嫌いだったが人よりも特別大きく運動神経良かった。
高校を卒業する直前に友人からプロレスラーの誘いを受ける。
特にしたい仕事もなかったゲイル。
誘いに乗りプロレス団体へ所属する。
「プロレスは好きだったの?」
とマヤが聞く。
「別に好きでもないし興味もねえ。
金が良かったんだよ、後女とセックスするには寄ってくるから都合が良かった」
とゲイルが言う。
G国は平均身長があまりにも高い事もあり世界的なスポーツへの参加は禁止されていた。
「G国の奴らが陸上やバスケとかラグビーとかやったら他の国の奴らは相手になんないだろ。
だから禁止された。
それもあってG国の奴らは外国人嫌いな奴も多い。
普通のスポーツじゃ稼げねえんだ。
国内だけになっちまうから。
プロレスの場合はエンターテイメントの要素もある。
海外で試合する事も出来る。
すると金になる。
だから俺は選んだ」
とゲイルがマヤに説明する。
入門から数年後にはスターになっていたゲイル。
金も入り、女も毎日大勢寄ってくる。
その中で好みの女をしょっちゅう抱いていた。
「若い頃はやりまくってた。
次から次へと女が寄ってくるんだ。
G国の女だがな」
「へ~~~・・・・
そんなにゲイル凄かったの?」
「まあな・・・」
とゲイルが答える。
そんな生活が長く続く。
しかし徐々に飽きはじめるゲイル。
「いつでもセックス出来るんだよ。
だがつまんねーんだ。
ファンなんだよ、俺のな。
そういう女相手だとだんだん冷めてくるようになった」
「元々俺は田舎育ちなんだ。
ガラに合わない事言うが自然が好きだ。
都会で人にキャーキャー言われてるのは最初は良かったが、だんだんと億劫になった。
街歩いてもどこでも見つかるしな。
自由がねえんだよ、あの国では」
「それで40になる直前で引退した。
引退した後は人がいない海や山で過ごしていた。
だがしばらくすると俺の存在がばれちまう。
G国以外の国を探してみた。
その時にこの島見つけた。
観光ビザで入国するのは普通は難しいが、俺の場合は昔のキャリアがある。
すぐにビザ出た。
住んでみたら合ってたんだよ。
少しは俺の事知ってる奴らもいるが、おかしな奴らではないから俺のプライベートは邪魔してこない。
外人ばかりなのが逆に良かった。
数年住んでみてここに住もうと思った。
ただ観光で入国してると一度出てまた来たりしなくてはいけなくなる。
なら仕事しちまえ、と思った。
仕事なんかしたくねえから楽な仕事探した。
その時にZ社のセキュリティの募集があった。
すぐ受かったよ。
俺以上の威圧感あるガードなんかいないしな。
仕事はつまんねえがここに住むためにやってる。
それと女探しの為だ。
仕事してる方がきっかけ作る可能性はあるからな」
とゲイルがマヤに説明する。
「そうだったんだ・・・なんとなくだけど理解出来たよ」
とマヤが言う。
「この家も森の中にあるだろ。
こういう場所の方が俺は好みなんだ」
「うん・・・いいと思うよ」
「自然と酒と俺に合う女がいれば俺はそれでいい」
「ふ~~~ん」
「だが女探しは難しかった。
G国の女でも俺のモノが入らない女も多い。
外国女だとほぼ見つからない。
それに興味ない女とセックスする気ももうなかった」
「エッチ出来たのは・・・レイラと・・・ローズさんと・・・私・・・だけ?」
「ああ」
「ローズさんはどうだったの?」
「あいつか?あいつは合わなかった。
国のファンの女を思い出しちまう。
やりたいだけの女。
入れたことは入れたんだがイかずにやめた」
「なんで?」
「なんか冷めちまったんだよ。
怒ってたけどなあの女は」
「でも・・・ローズさんって胸も凄く大きいしスタイル抜群じゃん」
「そういうのだけじゃもう盛り上がらねえんだ。
好みの女じゃないとやる気が出ねえ」
「レイラは?」
「あいつか。
あいつは身体の相性や結構良かったぞ。
あいつもそう思ってんじゃねえのか。
考え方とかも似てる部分はあるんだが・・・性格が合わねえ」
「うん・・・そう思うよ笑。
レイラとゲイルは合わなそうだもん」
「まあ身体の付き合いだな。
他にやる女いないから俺もたまってた部分もあったからセックスしてた。
・・・あいつ、2時間以内ね、とかあっさり言うんだぜ。
その後盛り上がってても時間は守らされる。
こっちがなんか言うと、会長に言うよ、とすぐ言いやがるし」
「レイラはいつもそんな感じだよ、レイラっぽい」
「G国の男を紹介して、と言ってきたから紹介してやったよ。
まあ・・・アイツも面白い奴ではあるがな」
一通りの説明終わるゲイル。
「大体わかったか?」
「うん・・・なんか聞いてて面白かった」
「面白いもんでもねえけどな」
「私は面白かったよ、ゲイルの昔の事知らなかったし」
と言うマヤ。
マヤからすると言って貰えたことに喜ぶタイプでもある。
他の人にはゲイルは言わない。
それは付きあい長くなりわかってきている。
「今は楽しいの?」
とマヤが聞く。
「今か?今は・・・いいな。
人生で1番良い時期なのかもしれん」
「なんで?」
「お前がいるからだろ」
「私?」
「好みの女見つけて、2年かけて強引ではあるがやっと身体の関係に持っていって、しかも俺とセックス出来る身体でもあった。
その女が毎週抱かれに来てる。
いいじゃねえか、いい人生だ」
とゲイルが言う。
マヤはゲイルの話を聞いていて嫌な気持ちにならなかった。
お互い人生の自由を求めてる感覚がどこか似ている。
なんとなく理解できる部分があった。
他の人からは理解されない考えであるのもわかる。
だが自分を優先して自分の為に生きるという考えもわかる。
ゲイルに対して前よりも親近感湧くマヤであった。
19、旅行、観戦、飛行機
2月上旬
ゲイルと初セックスをしてから9ヶ月目。
毎週欠かさず週末の金曜の夜から日曜の夕方まではずっとゲイルといる。
約70日はゲイルの家に泊まり一緒に寝ている。
パターンが出来てきている。
金曜の夜はゲイルの家に行きデリバリーの食事。
風呂に入りその後朝5~7時までセックス。
大体5、6回精子出される。
マヤは疲れはててよく寝てしまう事も多い。
土曜日は夕方前まで寝る。
軽食を食べ、話をしたり、セックスをしたりして夜になる。
夜になるとマヤが夕食を作る。
夕食を食べ、風呂に入りセックスする。
この時は時間もありマヤも体力あるのでゲイルもセックス激しくなる。
最初の頃は朝までに7,8回精子出すぐらいであった。
だんだんと増えていき、今は夜から朝までで15回前後出される。
日曜は夕方前位に起きる。
起きて軽食を食べマヤは家に帰る。
家に帰り洗濯や掃除、自分の趣味に当てる時間に使う。
月曜からはまた仕事。
身体と心が充電された感覚で仕事に行けるマヤ。
このサイクルがマヤにはかなり合っていた。
そんなある日の週末の日曜日に
「お前来週誕生日だろ」
とゲイルにいきなり言われるマヤ。
「・・・うん」
と答えるマヤ。
一度だけゲイルに誕生日を伝えたことがあったが覚えていた事に驚きを示すマヤ。
「何か予定はあるのか?」
とゲイルに聞かれ
「特に・・・」
と答えるマヤ。
すると
「お前・・・G国に行くか?」
とゲイルが唐突に言う。
「え・・・なんで?どうしたの?」
と驚くマヤ。
ゲイルとはゲイルの家、または別荘でしか会った事がない。
それ以外の場所には行ったことはない。
にもかかわらず外国のG国に行かないかと聞かれた。
ゲイルが理由を説明する。
以前のプロレスの同僚が来週の土曜日に引退する。
引退試合はG国で行われる。
ただゲイルはG国には帰りたくはない。
しかし引退試合ぐらいは見てやりたい。
悩んだ末にマヤに聞くことにした。
ちょうどマヤの誕生日と重なる。
もし行きたいのなら連れて行ってやろうと。
「あまり帰りたくねえんだよ、あの国には。
余程の理由がない限りは気が進まねえ」
ゲイルのG国に対する愚痴はよく聞いていた。
ただいまだに詳しい理由はよくわかってはいない。
マヤはG国には興味はあった。
行けるのなら行ってみたいな、と思っていた部分はある。
「私は行けるのなら行ってみたい」
とマヤがゲイルに言う。
「本当か?ただ日帰りだぞ」
「うん、それでもいいよ」
「う~~~~ん・・・・・」
珍しく悩んでいるゲイル。
ここまで悩むゲイルは初めて見る。
「私の誕生日・・・プレゼント?」
「・・・まあ・・・それもある」
「・・・嬉しい」
と小声で言うマヤ。
翌週の土曜日の早朝 ゲイルの家
結局2人はG国に行くことになった。
早朝の便でG国へ向かい、夜にまたアザイデに戻ってくる。
早朝出発と言う事もあり、ゲイルと身体の関係を持ってからは初めて金曜の夜を自分の家で過ごしたマヤ。
まだ夜が明けないうちに起きて支度をしてゲイルの家へ向かう。
ゲイルの車で空港へ向かう。
空港の駐車場に着くと一時2人は別行動。
2人の関係は秘密にしてあるので一緒に歩かないようにしている。
出国審査を終えロビーで待っているとG国へと向かう人達もそれなりにいる。
会話が少し聞こえる。
皆プロレスの話。
今日の引退試合を見に行く人たちばかりのようだ。
搭乗時間になり皆が飛行機に乗り込む。
マヤは最後に乗るようにした。
飛行機のチケットは特別席。
飛行機の前面部分に広い個室の様な空間。
ドアを開け中に入るとに椅子が2席ある。
どう考えても値段が高そうな席
「いくらしたんだろ?」
と冷や汗が出るマヤ。
少しするとゲイルが乗り込んでくる。
フライト時間は約3時間。
その間どこか落ち着かないゲイル。
マヤはプロレスには興味はなかったが好奇心は旺盛。
初めてのプロレス観戦とG国への入国にうきうきしていた。
G国に飛行機が到着する。
ゲイルとマヤの特別席から先に降ろしてもらえる。
荷物をすぐに受け取り入国審査を通過する。
飛行機乗ってる間にゲイルからいくつか気を付けなくてはいけない点を言われた。
・G国は外人が嫌いな奴がほとんど、差別される
・人気のない所には一人で絶対行くな、レイプされ行方不明になる可能性がある
・入国したらそのまままっすぐタクシー乗り場へ向かえ、迎えは来ている
・車の中に乗ったら奥に入ってすぐに隠れろ、見えない所にいろ
・俺の隣で絶対に歩くな
と強く言われる。
G国が外国人嫌いな理由はわかるのだが、それ以外の注意された意味がよくわからなかったマヤ。
だがすぐにその理由がわかる。
マヤが先に出てタクシー乗り場を探す。
周りにはG国の人々。
やはり皆でかい。
250㎝前後ある男性ばかり。
女性も230㎝前後はありそうだ。
だがゲイルに見慣れてる事もありそこまでの驚きはなかったマヤ。
ただマヤを見る目が冷たい。
どこか冷淡な目をされる。
そのまま歩いていると黒服の男が
「MAYA]
と書いてある紙を持っていた。
その男の方に近ずくと
「マヤ様ですね、ゲイル様から聞いております。
こちらへどうぞ」
と案内される。
ゲイルほどではないがかなり屈強な大男。
案内されると特大の黒のリムジンが用意されている。
黒服がドアを開ける。
マヤが車に乗り込む。
そして黒服が
「前にお座りください。周りから見えないように」
と言われ、リムジン後部座席の向かい側に座る。
そのまま10分ほど待つと
「キャーーーーーー」
「うおおおおっーーーー」
と男性と女性の悲鳴のような感嘆の声が聞こえる。
その声は徐々に大きくなる。
外を見るとゲイルがこちらに歩いている。
周りには数十人の人だかり。
リムジンまで来るとくっついてくる周りの人を振り払いリムジンの乗りドアをすぐ閉める。
その瞬間車が発進する。
「はぁ~~~~~」
と大きくため息つくゲイル。
「・・・あの人たちは・・・なんなの?」
とマヤが聞く。
「俺のファンだよ」
「え?」
「言ったろ。俺はここでスターだったって」
話には聞いていたがいざ現実を見ると凄まじかった。
「ここはまだ大したことはない。
プロレスの会場が1番やばいんだ」
とゲイルが言う。
「マヤがこの車に俺と乗ってる事知られたら危ない意味わかってきたか?」
理解してきたマヤ。
プロレス会場に着くとまずゲイルが先に降りる。
降りた瞬間に怒号の様な歓声。
数百人が一気にゲイルに寄ってくる。
マヤを乗せたリムジンは少し離れた所に移動して少し時間おいて車降りる。
ボディーガードとして黒服が一緒に会場に入る。
黒服はゲイルのレスラー時代の後輩らしい。
ゲイルに恩があるらしく今回手伝っているそうだ。
中に入る。
数万人が入る会場。
マヤは最前列の特等席に座らされた。
周りのG国の人間からの冷たい視線を受ける。
黒服がいなければどうなっていただろう、という雰囲気を感じゾッとするマヤ。
マヤがゲイルを探すとなんと解説席にいた。
周りの反応見ているとわかるがゲイルは本当にスーパースターだったようだ。
そして引退イベントが始まる。
入場から始まり試合がスタート。
ルールもよくわからないマヤだが激しいぶつかりあい、見たことない技の応酬に興奮するマヤ。
試合が終わり引退セレモニー。
ゲイルもリングに上がり引退選手と抱き合う。
イベントが終わり車に戻るマヤ。
黒服が車を発進させる。
ゲイルとの落ち合う場所に移動する。
男女の歓声のような奇声のような声がだんだん近づいてくる。
最大限に大きくなるとドアが開きゲイルが乗る。
乗ると同時に車が発進する。
そのまま空港へ向かう。
帰りの飛行機はほとんど人が乗っていなかった。
プロレス観戦した人たちも1泊はするのだろう。
出国審査の際もゲイルとマヤは別々に行動。
そして無事飛行機に乗り込む。
・・・・・・・・
・・・・・・・・
飛行機が飛んでから少しして
「ゲイル、今日はありがとう」
と礼を言うマヤ。
「ああ・・・・どうだった?プロレスは?」
「うん・・・楽しかったよ。
初めてプロレス見たけど凄いんだね。
ルールとかよくわかんないけど凄い迫力で面白かった」
とマヤが言う。
そして
「ゲイル・・・お疲れ様」
「・・・ああ・・・」
「・・・疲れた?」
「・・・・ああ」
「・・・うん・・・・そうだよね・・・・」
ゲイルが有名なのは聞いていたがここまでとは思っていなかった。
何年も前に引退してるはずなのに周りはファンだらけ。
あの島で過ごしたい理由もなんとなくわかる気がした。
「・・・・お前の誕生日もいいきっかけだったんだよ。
俺は正直行きたくなかった。
ああなるのはわかってた。
だがあいつの引退試合は行くべきとは思ってた。
躊躇してたが行く理由がもう1つ出来た事で踏ん切りがついた」
と窓を見ながら言うゲイル。
自由がない辛さなのだろう。
どこに行ってもあれだけの人が常につきまとう。
初めてゲイルが疲れてる姿を見てどこか胸がきゅんとなるマヤ。
「・・・ゲイル?」
「なんだ?」
「この飛行機代とかプロレスのチケットとか高いんでしょ?」
「まあな・・・お前は気にするな」
「気になるよ、ゲイルは大変だったと思うけど私は楽しかったよ。
良い誕生日になった」
今日が25歳の誕生日だったマヤ。
特別な思い出になったのだが、チケットや飛行機の手配、黒服の手配など全部してもらってばかり。
何かお礼しないと、と思うマヤであった。
「ゲイル?」
「ん?」
「何か私に出来る事・・・あるかな?」
「何をだ?」
「こんな色んな事してもらったから・・・何かお礼したいの」
「いつもセックスやらせてもらってるぞ。
それだけで俺は満足だ」
「そ・・・そうだけど・・・・」
顔が赤くなるマヤ。
するとゲイルが
「じゃあ・・・ここでやるか?」
「はっ?」
「今ここでやってみるか?」
とニヤッとしながらゲイルがマヤに言う。
「な、何言ってんの?ここって・・・・」
「ここは個室だろ。
それに防音なんだ。
こっちから呼ばない限り人も入ってこないし」
「で、でも・・・ここ・・・飛行機・・・」
「マヤは高い所好きだろ?」
と意地悪っぽく言うゲイル。
「俺と最初にやった時も海で駅弁だったし、山の上で毎月やってるし、舐める時はよく持ち上げて空中に浮いたままよがってるじゃねえか」
「しっ・・し~~~~・・・き・・きこえちゃう(小声)」
「だから聞こえないんだよ、ここはな。
飛行機の中でやるなんてない機会だぜ」
「・・・・・・・・・」
「それに俺は珍しく疲れてる。
疲れてるせいかさっきから少し勃起してるんだ」
とゲイルが言う。
ゲイルの股間部分見ると確かに少し盛り上がってる。
「お礼してくれるんだろ?」
とマヤに言うゲイル。
「・・・で・・・・でも・・・・どうやって・・・・」
「激しい動きは無理だからお前は俺の上に乗って動け。
さすがに中出しするとこぼれるから中には出せないが、まあやるだけでもいいだろ」
とゲイルが言う。
悩むマヤ。
だがちょっとこの状況でのセックスに興味もあった。
ゲイルへのお礼の気持ちもある。
「・・・じゃ・・・・ちょ・・・ちょっとだけだよ・・・」
「俺は動かないからお前が全部リードしろ」
とゲイルに言われる。
マヤがゲイルのズボンのベルトを外す。
ズボンを少し降ろしその後トランクスも降ろす。
反りかえる巨大な太いペニス。
汗と混じった男の匂いがマヤを興奮させる。
ペニスを両手で掴み丁寧に竿から先を舐める。
途中でペニスを咥えディープスロート。
舐めてる行為だけでマヤの陰部は濡れていた。
その後靴を脱ぎゲイルの太ももに両足を乗せる。
スカートをまくりあげる。
ゲイルのペニスを片手で掴み、Tバックを履いたままゲイルのペニスを挿入していく。
「・・・・♥」
声が出せないマヤ。
しかし飛行機内でセックスしてる興奮感は味わった事のない快感。
その後腰を自ら上下に動かす。
声が出そうになるので片手で口を塞ぐ。
「高い所好きなのかもな・・・」
と思ってしまうマヤだった。
20、野外、新しい自分に
G国にゲイルの友人の引退試合を見た後日帰りで帰った。
流れで飛行機内でセックスしてしまったマヤ。
飛行機を降りてゲイルの車でゲイルの家に向かう。
その途中でゲイルが人気のない森の方へ車を走らせる。
暗い森の奥で車止めるとマヤを車から降ろす。
そして
「ここでやるぞ」
とゲイルが言う。
飛行機内では精子出す事が出来ずに溜まっているらしい。
「ここで?」
とマヤが驚いた顔で言う。
「外でした事あるだろ」
「そ・・・そうだけど・・・・」
「それにさっき飛行機内でお前からしてきたじゃねえか」
とゲイルに言われ顔真っ赤にするマヤ。
「で・・・でも・・・ここじゃ・・・・」
と言い終わる前にゲイルがマヤを掴みに後ろ向きで尻を突きだした格好にさせられる。
自然とマヤの手は車に手を添えるような形になる。
ゲイルがズボンを降ろす。
腰を落としてマヤの陰部にペニスを一気に突き立てる。
「あがっ」
と声が出てしまうマヤ。
すぐに声出たことに気が付き口を閉じる。
するとゲイルがマヤの口を手で塞ぐ。
目を見開くマヤ。
そのまま立ちバックの状態で腰を振るゲイル。
ドスンドスンという衝撃のような勢いでマヤの下半身を打ち付ける。
「ん”っ・・・ん”っ・・・ん”っ・・・♥」
と痛そうでもあり辛そうでもあるが快楽の表情浮かべるマヤ。
もう片方の手でマヤの髪も掴むゲイル。
「れ・・・レイプされてる・・・・」
と犯されながら思うマヤ。
G国に行った時にG国の男性のマヤを見る目つきを思い出す。
冷淡で冷酷だった。
差別されてる目つき。
外国人はレイプされてる事件も多いという理由は実感した。
怖くもあり恐怖も感じた。
そういう思いがある反動なのか、今はG国の中でも特別屈強で巨大な男に犯されている。
しかも森の奥深く。
声を出しても誰も聞こえないような場所。
力では叶う訳はない。
ただ今のゲイルはマヤからすると安心できる存在。
しかも今回ゲイルはマヤに様々なプレゼントしてもらった。
頭の中が混乱する。
それが興奮してしまうマヤ。
頭の中ではいつのまにか会った事ないG国の巨大な男に連れ去られてレイプされてるシチュエーションを思い浮かべていた。
するとマヤの手がマヤの口を塞いでいるゲイルの手をほどこうとする。
しかしゲイルの手は動かない。
声も出せない。
逆らってるようで逆らっていないようなレイププレイとなっていた。
ゲイルもマヤが抵抗すると興奮するようだ。
腰の動きが早くなる。
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
1時間後。
マヤの上半身は車のボンネットの上で倒れこんでいた。
足は地面についているが痙攣している。
ゲイルに5回連続で出された。
マヤの膣から大量の精子が今もこぼれている。
「ふ~~~すっきりしたわ」
とゲイルが一言。
「またやろうな」
とも言われるがマヤは放心していたイマイチ聞こえない。
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
G国に行った翌週の週末。
ゲイルとマヤは別荘に来ていた。
月1回の別荘に行く日。
向かう途中に森が見えるとゲイルが
「どうだまたやるか?」
と聞いてくる。
「ふんっ!」
とゲイルの反対側を向き頬を膨らませるマヤ。
「満足そうな顔してたじゃねえか」
とケラケラ笑うゲイル。
マヤの顔がまた怒りながらもまた赤くなる。
セックスには慣れてきたが恥ずかしいと思う事にはいまだに全く慣れないマヤ。
夜 寝室
ゲイルが葉巻吸ってる横でゲイルの腕にくるまって横になっているマヤ。
マヤは寝室のような密閉された空間だと普段の強気な面が消えて甘えるような感じになる。
「ねえゲイル?」
「なんだ」
「ゲイルって本当に人気者だったんだね」
「まあな」
「G国に行ってびっくりしたもん。
あんなにとは思わなかった」
「昔はもっとだった。
どこもいけやしねえ」
「・・・そうだろうね・・・・」
と言いゲイルの胸の辺りを撫でるマヤ。
お金があっても外出たら常にあのような人だかりになるのなら自由が欲しくなる気持ちもわかる気がする。
「・・・そういや思い出したわ。
行こうと思ったが行けない場所があった」
「え?どこ?」
「外国人専門風俗」
「は?」
「G国に一カ所あるんだ。
G国の女じゃない外人女が働いてる」
「そんなのあるの?」
「ああ」
「へ~~~・・・でも・・・・大丈夫なの?」
「何がた?」
「・・・G国の人・・・大きいし・・・・それに外国の女性嫌いな人多いから危なそう・・・」
「客になるのも条件がある。
まず身長が260㎝以下。
この段階で俺は条件外。
金を積んでも断られちまった。
身分の提示も必要。
その上客になるには店との面接もした上でないと客にもなれねえ」
「そこまでしてるんだ・・・」
「じゃないとあの国の男は外人に対する差別意識がある。
危ねえだろ。
しかも条件満たさないと入れさせてもらえねえんだ」
とゲイルが言う。
他の条件とは
・風俗嬢が嫌がったら再指名する事出来ない
・挿入禁止、ただ10回再指名出来たら嬢次第では可能
「こういう条件で金もいいから働く外国女はそこそこいる。
とは言え普段の生活は危険が多い」
「ゲイルは・・・行きたかったの?」
「ああ・・・まあな」
「なんで?」
「外国の女とやってみたかったんだよ
G国の女に飽きてた俺には新鮮でな。
だが条件に俺だと当てはまらない。
だから諦めた」
とゲイルが言う。
すると
「マヤはそこで働いてみたいか?」
とゲイルが聞いてくる。
「え、嫌だよ。怖いもん」
「じゃあ安全なら?」
「・・・・・・・・・・・・知らない人と・・・するの嫌だもん」
「興味はあるんだな」
とゲイルがニヤッとしながら言う。
「・・・・ちょ・・・ちょっとだけね・・・・」
「どういうのが興味あるんだ」
「・・・・・・・・・・・・G国の・・・男の人と・・・外国の女性って・・・・どんなエッチしてるのかな・・・・って」
「見てみるか?」
「えっ?」
と言うとゲイルが起き上がりパソコンがある棚の方へ向かう。
パソコンを起動させてネット検索してあるページを開く。
「こっち来てみろ」
とゲイルに言われパソコンに向かうマヤ。
「Succubus」
というサイトが見える。
そこには様々な国の女性の写真が出てくる。
目線は隠れているが皆露出高い服装をしている。
見ていてドキドキするマヤ。
「客の要望に合わせてプレイするのがここの売りだ」
とゲイルが説明する。
プレイ表のページを見てみると大量のプレイ内容が書いてある。
フェラなどのプレイはもちろんの事、好みのコスプレや職業なども書いてある。
その中に
「男が望む女」
という項目があった。
食いついてみていると
「これはお前に必要かもな」
とゲイルが言う。
「どういう事?」
「客の好みの性格になるんだよ。
おとなしいくなったり陽気になったり、控えめになったり、淫乱になったりな」
「そ・・・そんなのもするの・・・・」
「お前の良い所でもあるがお前はいつもかなり恥ずかしがるだろ。
これやればお前変わるかもな、得意なはずだろ」
マヤはセックスの時はいつも始まる前や始まってからしばらくするまでは恥じらいが全然消えない。
ゲイルとの関係も長くなってきたがそこは変わらなかった。
「演劇部だったんだろ、高校の時は」
「・・・うん・・・・」
マヤは高校は演劇部だった。
役を与えられ演技するのは好きだし楽しい。
ただセックスとなると話は別。
言葉が出てこなくなってしまう。
するとゲイルが引き出しからDVDを取りDVDをセットする。
ベッドの正面に大型のテレビがある。
ベッドに戻り横になるゲイル。
マヤを呼びゲイルの隣に来させる。
リモコンを押しDVDを再生すると裸の男が横になって、女性がペニスを舐めている動画が再生される。
「店の紹介動画だ」
とゲイルが説明する。
客の男の顔はモザイクがかかっているが女性の顔は見えていてしかも無修正。
ゲイルから説明聞くと
・この店は超小型カメラを使い隠し撮りさせるのが条件
・店員が常に監視してる、男が変な事しないように
・客と風俗嬢の許可があれば紹介動画としてアップされる
という事らしい。
動画に食いつくマヤ。
「アダルト系の動画見るの初めてなのか?」
「・・・初めてじゃないけど・・・・G国の男性と外国の女性の動画は初めて見た・・・」
とマヤが答える。
わかってはいたことだがG国の男性と比べると女性が本当に小さく見える。
「私とゲイルだとどう見えるんだろ・・・」
と心の中で思うマヤ。
「あの女性って身長私くらいかな?」
とゲイルに聞く。
「何言ってんだお前は。
あの店の女の採用基準は身長が最低180㎝だ」
「そ・・・そうなの・・・」
と言った後にゲイルがノートパソコンを持ってきて女性のプロフィール紹介のページを開く。
見ると女性は皆180㎝から200㎝位。
色んな国の人種の女性がいる。
「あの女は192㎝みたいだ」
とゲイルが教えてくれる。
どこは感覚がおかしくなってるマヤ。
相手の男が260㎝以下。
60㎝から70㎝の身長差だがG国の男は皆体格がよく横幅胸幅も広い。
「私が152㎝で・・・ゲイルが確か・・・308cm・・・だから」
ゲイルとマヤの関係に比べたら大したことない体格差ではある。
だがこの動画を客観的に見てると凄い体格差に見える。
「自分の動画見たら・・・どう思うんだろ」
と心の中でドキドキするマヤ。
ふとパソコンの料金表が見えた。
「120分 000」
という数字。
「えぇ~~~こ・・・こんな高いの・・・」
と金額にびっくりするマヤ。
「ここ1泊するよりは安い」
とゲイルが言うと
「えぇぇ~~~~~~~~~こ・・・ここそんなするの?」
「まあ気にするな。
お前が気にする事じゃない」
マヤはこの別荘に毎月来ていた。
マヤの1番のお気に入りの場所。
確かに建物も豪華だし貸切だし、敷地も半端じゃなく広い。
「高そうだな」
とは思っていたが予想をはるかに越えていた。
「なんか・・・ゲイルごめん・・・」
「気にするな、と言ったろ」
「でも・・・こないだも飛行機の特別席だったし、最前列のチケットだったし・・・・
なんか悪いよ・・・」
「何度も言うが気にするな」
「それだと私の気が済まないよ・・・・」
とマヤがゲイルに言う。
少し考えるゲイル。
「なら・・・2つ言う事聞け」
「・・・何を?」
「1つはお前は素直にねだれ。
もう1つは今流れてる風俗嬢をやれ」
「え?どういう事?」
「俺とセックスする時にお前からねだるケースがあまりない。
恥ずかしいんだろ?
恥らってもいいからお前からしたいこと出来るだけ言うようにしろ」
ゲイルとのセックスはいつもゲイルにリードされていた。
感極まってる時だけ素直になれるが、セックス始める時などはいつもゲイルからの行動待ち。
そういう部分をゲイルは見抜いていた。
マヤ自身もねだりたい場面があったのだが恥ずかしくて言えなかった。
「ゲイルがそういうのなら・・・頑張ってみる・・・・
でももう一つの風俗で働くのは無理だよ。
私ここで働いてるし、あそこで働きたいとは思わないし・・・」
「そうじゃない。
ここで働くんだ。
俺の為にな。
G国での唯一の心残りはあの店に行けなかった事だ。
でも今はお前がいる。
俺に金は払わせて悪い気がしてるんだろ。
だから身体で働いて返せ」
「で・・・でも・・・どうやってやればいいか・・・・」
「今動画見てるだろ。
ダイジェストのような形で数十人分のプレイの動画がある。
見て勉強しろ。
マヤなら出来るだろ」
とニヤッと笑うゲイル。
考えるマヤ。
ねだるのは恥ずかしいがしてほしい事もしてくれるようになると思うと心の奥がウキウキする。
風俗のプレイに関しては・・・わからない。
イメージが湧けば変わるのかもしれないが今の段階では難しい。
「ゲイルは・・・したいの?」
とマヤが聞く。
「ああ、お前を金で買ったと思うとマジで興奮するぜ」
「そ・・・そうなの・・・」
「俺との場合は俺が客だからお前は言う事聞く立場だ。
敬えよ」
「・・・でも・・・ゲイルはそういう人好きじゃないじゃん。
G国のファンの人とかゲイルの事敬ってるけど嫌いでしょ」
「マヤは別だ。
お前は最初の2年間俺を見下してたろ。
しかも今でも職場で会った時は俺の事無視するか、冷たくあしらう」
「そ・・それは・・今まで通りにしたほうが周りにばれないからその方がいいって2人で話したから・・・」
「別に文句言ってるわけじゃねえ。
そこは俺も理解してる。
だが職場で会う時のマヤの冷たい目線も心にくるんだよ。
それがお前を抱きたくなるスパイスでもある。
俺になびかないお前が逆らえずに言う事聞かせてる状況に興奮するんだ。
見ろ、話してるだけで勃起してきやがった」
とゲイルが言う。
ゲイルのズボンの股間見ると最大限の大きさになってるはちきれ具合。
「そ・・・そんなに興奮するの?」
「ああ」
「・・・私が・・・してあげたら・・・嬉しい?」
「かなりな」
「・・・・じゃ・・・・頑張ってみる・・・」
とマヤが言う。
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
ベッドの上に座り1人風俗動画を見るマヤ。
手元にはノートとペン。
あの後ゲイルと話をしてまずマヤがこの動画を全部見ることになった。
約6時間あるらしい。
ゲイルは別に部屋に行き今日は一人で寝ることになった。
2人で泊まった際に初めてセックスをしない日。
マヤは真面目で勤勉である。
中途半端に覚えようとすると覚えられない。
やるからにはしっかり集中が必要。
今はこの動画をしっかりみながらプレイや言葉の言い回しなどを覚えてる。
マヤ自身演技が好きなのもある。
また元々が性欲が強く性に対する好奇心が強い女性。
G国の男性へのプレイも興味あった。
その上ゲイルへの恩もある。
動画見ながら時折無意識に股間に手を伸ばしてしまう。
やったことあるプレイもあったが、全くの未知のプレイも多くあった。
想像以上にハードなプレイも・・・
時折頭の中でまとまったプレイの内容や言葉の言い回しなどをメモするマヤ。
この作業が思ったよりも楽しかった。
新しい自分になれるかもしれない。
未知の世界。
恥ずかしさは消えないとは思うが、多少
「役」
に入れば出来るかもしれないという期待。
動画見終わる頃には朝となっていた。